最悪の気分 牧草を買いに行くが・・・ ガトリニウムMRI

 朝から最悪の気分でスタートする。
 牛舎の作業をしていても、気分の落ち込みが激しく、動けなくなってしまった。エサを混ぜる樽に座って、1時間も寝ていたであろうか?
「ベ〜ッ!腹減った!」
福三郎の催促に、ようやく腰を上げてエサやりを始めた。
 尿石予防のカウストンであるが、全員症状が(陰部の毛に白い結晶が着く)無くなってきた。哺乳瓶で飲んでくれるので、時間はかかるが事故が起こらなくていい。蜜三郎のような事故は、二度と起こしたくない。
 
 午後から、牧草運搬トレーラーの中間部分に、補強用の板を取り付け、牧草を買いに行った。頑張って10個積んで帰ろうとしたのだが、後輪におもりの着いていないM7950DXで行ったのが間違いだった。トレーラーに8個積んだ後、フロントに2個付けて帰ろうとしたら、後輪が持ち上がって前のめりになってしまうのだ。俺の牧草ロールより大きいので、バランスが取れないのだ。苦労して引っぱろうとしたら、トレーラーの後ろに伸ばした、カラマツの丸太の骨組みが折れて、せっかく積んだロールが落ちてしまった。
「なんてこった!」
だめな日は、何をやってもだめだ。仕方なく、6個だけ持ち帰り、落としたロールは倉庫に戻してきた。
 作業中の息子さんとちょっと立ち話をしたので、ちょっと気分が晴れた。
「それにしても、米村さんところは、大変なことが次々起こるな〜!試練だよ。試練!」
とニコニコして、送り出してくれた。
 
 先日、Mikiがダイエーでベビー用品の買い物をしているとき会った知人も、
「あんた不幸だね〜!これ以上不幸は無いよ。アハハ・・・。」
と笑い飛ばしていたそうだ。抱きついて泣かれるよりも、気が楽かも知れない。
 
 札幌の病院での検査の結果はかなり良好で、極限定的な範囲にしか、ガン細胞が無いらしい。とても限定的な手術ですみ、退院もけっこう早まりそうだ。退院後、2週間たったら、5〜6週間の放射線治療(函館)があるそうだ。牧草の最盛期に当たってしまうので、乳児院(函館)も考えに入れなければ乗り切れないかも知れない。