転院決意 ヒバリ 除雪作業 安平は馬鹿か? 

 Mikiの乳ガン治療について、いろいろな人が心配してくれ、乳腺外科の専門医を紹介してくれた。昨日は俺が電話したのだが、今朝本人が直接院長と話をした結果、術後の再発率や術痕の大きさなどを考え、やはり乳ガンの専門医で手術したいと考え直し、転院を決意した。八雲で手術を受ければ、娘の入院中は毎日顔を合わせられるのだが、その後の人生で末永く一緒に楽しく暮らせるよう、しばらくは我慢だ。
 
 俺は、今日も娘に会いに行かず、娘を迎える準備を進めた。今日は、中山への除雪作業だ。早期放牧を始めるため、牧柵が雪に埋まっているところを掘り出すためと、牧草に肥料を撒きに行く道を確保するためだ。
 まだまだ。1.5mの雪が積もっており、作業は難航した。空ではヒバリが鳴いていた。ときどき、電気牧柵のケーブルやポールを引っかけながらも作業を進め、あとちょっと残すだけになった。
 超早期放牧をすると、牛達はドンガイやフキ、ギシギシなどの雑草や、クマザサも食べるので、牧草が生えやすくなるのだ。乾草が残り少なくなってしまったので、明日には放牧を開始したい。
 明日も娘には会いに行けないだろう。
 
 宮崎県が誇る名牛「安平」の娘牛や孫娘牛が、我が家には数頭いるが、いずれもくせ者揃いだ。とても神経質で、なかなかスタンチョンに入りたがらなかったりする。
 ヤスヒメという牛は、以前から毎晩スタンチョンに入るのに、数分かかっていたのだが、先日除角手術をしてからは、数日に1度しか入らなくなった。毎日、エサで誘いながら、10分以上も待たされると、さすがに腹が立つものだ。
「この馬鹿牛め!」
エサが欲しいのなら、さっさと入ればいいのだが、いつもスタンチョンの入り口でぐずぐずして、俺を苛立たせる。
 「安平」はとても綺麗な小サシが入るのだが、脂肪の融点が高く、食味はちょっと落ちるらしい。気むずかしい性格で、群飼いに適さないと言われているが、ヤスヒメを見ていると「たしかに!」と思う。
 
 俺の農作業中に、義妹が部屋の大掃除をやってくれた。開かずの間だった、ソバ部屋を開けたら、ネズミの死骸があり、ものすごいことになっていたようだ。ありがたい手助けだ!
 
 こういうブログを書いていると、不思議と情報が集まってくる。
 
 町長と、吉岡医師が、新矢旅館で会っていたという目撃情報があった。どんな話がなされたかわからないが、先日吉岡医師に俺が直接会って話した感じでは、町長ご自身の適切な医療提案が無ければ、慰留は難しそうな印象だったのだが・・・。
 
 第一回医療対策審議会でも、町長は
「北桧山国保を中心に、町の医療を整備する。」
と言っただけで、あとは審議会に丸投げで、2年かけて話し合われるそうだ。悠長な話だ!

 審議会メンバーに選ばれた方の中には、せたなの医療を考える会の勉強会に出席しておられた方もいて、その責任感に感動したが、他の方は現状を理解するのにも時間がかかるのでは無かろうか。