またまた脱走 昼寝をしたら脱走! 11時半

yonemiki2006-04-18

 朝起きて、犬たちを出してやったら、すごい勢いで飛んでいった。馬たちが脱走して、アスパラ畑に生えたはこべを食べているのだ。昨日、ゲートを閉め忘れたようだ。しばらく放っておいたら、道路脇の標識を抜きに来た作業員の人を、驚かせてしまった。突然でかい馬がやって来たら、誰だってビックリするよね?馬は脱走しても、呼べば来るから楽である。
 
 産室(現在は子牛部屋)で出た尿が、浪次郎の部屋の前に流れてきて汚いので、モルタルを練ってせき止められるようにしてやった。これで、浪次郎の部屋ももう少し広げてやれるので良かった。子牛たちは、おおむね元気である。
 
 子牛たちが大好きな、EMボカシの仕込みをやった。作っても作っても、すぐになくなってしまうのだ。下痢はなくなるし、ものすごく旨そうに舐める。良い匂いに作るコツも判ってきて、ちょっと良い感じだ。
 
 妊娠牛達に、牧草をやりたかったのだが、山に取りに行かないと無くなっていた。昼飯の後にしようと思い、帰ってきてしまったのが失敗だった。飯を食って急に眠くなり、しばらく横になった。外の風景を見ると、放牧地である急斜面に、新芽の牧草を食べる牛の群があった。
「???」
まだ放牧していないのだ。先日塞いだ脱走経路以外から、脱走したらしい。
 
 一人での牛追いは過酷だ!追い込み口を作っている間に、脱走していなかったほかの牛まで脱走し、広い範囲に散らばってしまった。牛追い用の長ムチも見つからない。
 とりあえず、近場にあった子牛用の早刈り牧草を置いてやり、トラクターで他の脱走経路を塞ぎ、山の上に登って追い始める。牛追いの仕事は、牛の3倍は走らされる。丘の上から追い始めると、一部の牛は果樹園の方に走り始める。それを後ろから追いかけると、ずっと逃げていくだけなので、大回りして前に出て、追い返す、今度はまた坂を登って逃げはじめる。それをまた・・・。以前は、ゴロウがとても役に立っていたのだが、最近とても遠慮がちで、上手に追ってくれないのだ。
 群れのリーダーが、置いてある牧草に気づいて、そちらに走ってくれたので、ほとんどの牛は柵の中に追い込めた。
 
 こんな時に変なところに行くのは、たいていアヤだ。メロンと一緒に、トラクターの隙間から変なところに逃げてしまった。そもそもアヤは、自分を牛だと思っていないところがあり、追いかけてもあまり逃げない。それでも、他の牛が、すごく旨そうな牧草を食べているのを発見し、やっと戻ってくれた。
 
 新しい脱走経路を塞ぎ、山に4ロールのボロイ2番草を取りに行った。せっかくやった早刈り一番草は、このボロイ草に交換され、みんな不満そうだった。膝まである長靴が埋まってしまいそうな泥の中、300kgの牧草ロールを転がすのは大変だった。
 妊娠鑑定が取れているはずのフクが、マウンティングされていた。スタンディングではないのだが、明日獣医さんを呼ばなくてはならない。
 
 そのまま夜牛舎をすれば良かったのだが、一度お茶に帰ってきたら、詣でるのがイヤになってしまった。10インチのピザに、ピーマン2個とチーズをたっぷりかけ、一人で食べてしまった。9時を過ぎたけど、これから頑張るぞ〜!
 
 子牛たちは腹を空かせて待っていた、妊娠牛のはずのフクが乗られていたことから、暗闇とぬかるみの中、捕まえに行った。追いかけているうちに、足が抜けなくなって転んでしまった。捕まえたはいいが、電気牧柵の位置をよく覚えているので、ケーブルを外しても、そこを通りたがらず、ものすごい苦労して連れ帰った。
 全部終わったのは、12時前だ!

 明日は、朝一番に獣医さんに来てもらい、種付けと妊娠鑑定だ。11時半までに八雲に行けるだろうか?

 犬たちが、ドブ臭い。でも今日は洗う気力がない。

 娘が、久しぶりに口からミルクを飲ませてもらったそうだ。すごく嬉しそうな顔をしている。そこの、「変な顔〜!」と思ったあなた! 許さないぞ〜!