今日も忙しかった Miki一時帰宅 これって犯罪では・・・ 

 今日は、朝から子牛にエサと水だけやって、人に会う約束があった。いつもどおり、時間ぎりぎりになってようやく仕事を終える。
 
 午後から八雲の病院に行った。ずっと気が張り詰めていたので、へとへとだ。しばらく横になってから、娘に会いに行った。
 鼻から入れてあったカテーテルを、自分で引き抜いてしまい、苦労して入れ直しているところだった。
 昼間にカテーテルでちょっとだけミルクを飲ませたそうだ。おしゃぶりを渡すと、いつまでも、チュウチュウしていた。おしゃぶりが口から外れないように、小さな手でおしゃぶりをおさえながら吸っている。数日前より、吸う様子が力強くなったし、吸い付いている時間も長くなり、少し持久力も増したのではないだろうか?
 一時は発熱したり、尿量が極端に減少したり、とても心配な状態だっただけに、ちょっと元気になった顔を見ることができ、とても嬉しい。点滴は引き続き24時間やっているそうだ。頑張れよ!
 
 娘はしばらくベビー室にお預けし、24時間体制で看護されている。一日に数回面会するぐらいしか親にはできることがないので、Mikiは一旦家に帰り、部屋の掃除をし、娘を迎える準備をすることになった。入院前にMikiが高熱を出したため、準備がほとんど出来ていなかったし、俺は片付けと掃除が非常に苦手で、Mikiの居ない間に家の中がさらにすごいことになってしまっていた。
 荒れ放題の家を見て、すごく機嫌が悪そうだったが、Mikiは何も言わなかった。一緒に片付けて、久しぶりに紅茶を飲んだ。
 
 友達が、夕飯を作って持ってきてくれた!おでん風の美味しい鍋だった。そのまま喋っていたかったが、夜牛舎があるので、泣く泣く泣く泣く作業着に着替えて、牛舎に行った。行ってしまえば、普通通りに動けるのだ!朝やらなかった糞出しを、暗い中何往復もした。壊れた一輪車を、朝のうちに直しておいて良かった!
ナミコの尻尾と骨盤を繋ぐ腱が、緩くなっていた。今夜か明日の朝には生まれるだろう。敷きワラが無くなったので、馬小屋の方から運んだ。あと2ロールしかないので、買わないとダメだ。
 
 ところで、笠原議員がせたなの医療を考える会で、集まった多くの町民の前で公然と紙の束を見せながら
「ここに、村上医師の意見書の原文がある。この中に、村上医師は、意見書が通ろうが通るまいが、辞めようと思っていると書いてあります。」
などと言っていたのが、会の様子を記録したビデオに映っている。
 後日、瀬棚地区懇談会で、非公開であるはずの村上意見書原文を、なぜ持っているのだと追求されたとき
「これは、私がインターネットや、ホームページなどで、私なりに調べた作ったメモの原文である。村上意見書の原文ではない。」
などと、訳の分からない言い訳をしていた。
 もし町長管理下にある非公開の文書を、勝手に持ち出してコピーなどを取ったのなら、これは犯罪行為である。
 また、診療所のホームページには「意見書」は出ていなかったのだから笠原議員がホームページなどから「想像で作り上げた意見書」を、「村上医師の意見書そのもの」であるかのように読み上げたのなら、これは文書の偽造や、名誉毀損などの犯罪行為だ。
 いずれにしても、言い逃れの出来ない、住民の意見の代弁者たる町議会議員が、絶対にしてはならない行為であるが、日曜日の2時から、三本杉の人を集めて、弁明の会を開くらしい。是非その席に行って、話を伺いたいものだが、その時間はどうしてもいけそうにないのが残念だ!
 
 実を言うと、俺は、「村上医師の意見書」が出回ってるらしいことは、かなり前から知っていた。
 町長の後援会の人で、俺もお世話になり、信頼でき尊敬する人から、
「村上は辞めるぞ!好き勝手な意見書を出して、通らなかったら辞めるってんだから、そったら医者は辞めてもらってけっこうだ。俺もその意見書を読んだが後半なんてとんでもないことが書いてあったぞ。区長を・・・北桧山の事務長が・・・。それが通らなかったら辞表出すって言ってるから、早く出せッって待ってるらしいぞ!医者の代わりはいくらでもいるってな!」
と言っておられたので、俺は
「今の世の中、医者の代わりは簡単に見つからないと思いますよ!」
と、控えめに言った。
 もちろんその時には、その文書が非公開であることは知らなかった。
 
 俺は、それらのことを聞いて、大変な衝撃を受け、激しく体調を崩しながらも、町長に陳述書を書いたり、こうやってブログにこの問題を書き続けている。

 別な町長支持者の知り合いの人からは、笠原氏の問題が持ち上がった後、
「あんなモン、町長派の議員なら、全員持っているぞ!」
と言っておられた方もいた。
 町長が出したものか?町長派の誰かが勝手に持ちだしたものなのか?定かではないが、非公開文書だからといって議会でも提出されなかった機密文書が、1月には既に出回っていたようだ。
 
 本題に戻そう!医療対策審議会のメンバーに、そんな笠原氏が選ばれることは、どういうことなのだろうか?
 瀬棚のメンバーは、区長が選んだと言われているが、我々の町の医療の将来を決める大事な審議会に、特に医療に詳しく無さそうな人を選んで頭数をそろえ(失礼ながら、医療について、これから勉強しなければならないような人たち)、そのうえそのような疑惑の議員を入れるなんて、どういうことだ?
 
 以前、地区懇談会を開いて欲しいと、せたなの医療を考える会がお願いしたとき
「議会の承認がないと無理だ。」(本当は区長権限で開ける)
と答え、
「では、区長の仕事は何ですか?」
という問いに、
「大した仕事はない!」
と答えておられたが、今回の人選が区長の仕事だったとしたら、本当に大した仕事をしていないと考えざるを得ない。もっと医療問題に詳しい人は、いくらでも居るではないか!
 
 結局、北桧山国保病院の元事務長大関氏の独断場になってしまい、北桧山国保病院を改築しておしまい。見えてくる町の将来は、
 
 お金が無くなり、莫大な借金だけが残った過疎の町。
 町民は、とんでもない金額の町の借金を返済するため、何かにつけて高い税金を徴収されて生活は苦しくなる一方。
 当然まともな行政サービスはない。
 子供が出来ても峠を越えて八雲まで行かないと小児科が無かったり、働く親のためしっかりと子供を預かってくれる評判の良かった保育所は、経営方針が変わり、サービスが低下してしまったため、安心して子供を預けられない。高い税金を払うために、共働きしたくても、もらう給料は安くて保育費用の方が高く、保育時間も短いため、できない。
 病院の建設工事の終了後、仕事もめっきり減った。若者は仕事や、生活環境のいい場所を探して、次々町を出て行った。
 町には体が弱って動けない老人だけが残され、昔は普通に行われていた保健師の訪問や、医師の往診もほとんど受けられず、安否も不明なまま放置されていった。
 俺はせたな町をそんな町にはしたくない。