便秘・嘔吐 

 娘は、なかなかミルクを飲めず、40cc飲むのに1時間もかかると書いたが、昨夜は、頑張って飲んだミルクを、吐いてしまったらしい。便秘もしており、消化器系が上手く使えていないらしい。とりあえず、点滴し、カテーテルで少量のミルクを与えながら、様子を見ることになった。瀬棚に連れ帰ったあとだったら、大変なことになるところだった。

 子牛の具合が悪くなったとき、電話一本で、すぐに獣医さんがやってきてくれるが、人間の子供の場合、北桧山に連れて行くか?八雲まで行くしかない!北桧山には、小児科が得意な先生はいないらしい。
 
 急いで行きたい気持ちを抑え、朝牛舎を頑張る。子牛の健康状態のチェックもする。和次郎と多恵太郎が、尿石気味だ。カウストンをやろうと思っていたのに忘れてしまった。
 
 出かけようとしたら、ファックスのインクリボンが切れて・・・!腹が減って死にそうだったので、1000円分のサンドイッチとおにぎりと野菜ジュースを買って、いざ出発!
 疲れが溜まっており、居眠り運転しそうになった。病室に行ったら、そのままベッドを占領して寝てしまった。お客さんが着たのに、1時間も寝たままだった。
 
 ようやく起きて、娘を見に行った。白衣を着て、帽子とマスクをし、手を消毒してから部屋に入る。鼻からカテーテルが差し込まれていて、足には点滴が刺さっていた。俺を見て口を開けてミルクを欲しがるそぶりを見せたので、近くにあったおしゃぶりを吸わせてやったら、いつまでもチュウチュウしていた。生きる力を感じた。途中、ミルクが出ないのが悲しくなったようで、泣きそうな顔をしたので、
「飲ませるわけにはいかないのですか?」
と聞いたのだが、1日消化器を休ませて、徐々に飲めるようにしていくそうだ。入院が長引くかもしれないそうだ。飲めるようにならないと、家に帰ってもどうしようもない。
 
 娘は24時間看護なので、一度家に帰ろうか?と妻に言われたが(俺がやつれているから)、今の部屋を見たら、憤死しかねないので断った。
 
 帰宅し、ちょっと休んで夜牛舎に行こうと思ったら、来客があり、とても重要なことを話すことが出来た。だが、その分夜牛舎が遅くなり、糞出しが終わったのが10時だ!
 それから仔牛にえさをやり、くたくたになって家に帰ったら、炊飯器のスイッチを入れていなかった!仕方なく、溜まりに溜まった食器を洗い、時間を潰すことになった。
 
 最近、みんなが知りたがっていることを書いていないが、何にもしていないわけではない。とてもデリケートな問題で、俺自身がよく勉強してからでないと、とてもここには書けない。毎日、1時過ぎまでいろいろ調べているのだが・・・。