焼き肉パワー 俺の性格１

カナダで川下りしたとき　パドルがまな板代わりですが、はみ出しています。　若いでしょ？

　今日は、朝から焼き肉だ！昨夜、一気に食べないで取ってあったのだ。

　朝からなんでも食えるというのは珍しいらしく、カナダのマッケンジー川をカヌーで下っているとき、ドイツ人たちと数日一緒に過ごしたのだが、一緒に釣りをして80cmもある魚が次々釣れた(ほとんどリリースした）。その翌朝、１匹分の切り身を全部焼いていたら
「日本人は、朝から魚を食べるのか？」
と驚かれたことがある。
「ここで簡単に手に入る物を食べるしかないだろう？腹減るし！」
彼らはシリアルを食べ、結局俺一人で(写真の）魚は全部食べてしまった。

　元気が出たので牛舎に行った。桃三郎とスズコは、すごい下痢をしている。熱もなく、コクシジュームの対策もやったし、墨団子も食べさせている。
「食いすぎだな！」
俺の出した結論だ。フードボトルとエサ箱の両方から食べているので、消化しきれないのだ。去年はよくあったタイプの下痢だ。規定量をキチッとはかり、しばらく様子を見ることにした。
　天気が崩れそうだったので、山に牧草ロールを取りに行った。ついでに、ユンボで除雪をやったがまだ積雪1.5ｍを越えており、なかなか進まない。腹減ったので帰って、牛と馬に牧草を入れてやった。

　俺は熊本生まれで、実はとても血の気が多い。
　もう時効になっていると思うのだが、ある学校で推薦者選抜試験問題を作ったことがある。それぞれ一生懸命考えて持ち寄り、俺の作った問題も２つ採用された。問題は厳重に金庫に入れられたのだが、教務主任(生物の教師）が持ち出してきて、答えを俺に聞いてきた。彼には解けなかったのだ。不審に思いつつ解き方を教えた後、一旦席を外し戻ってきたら、彼が解答を書き写しているのを見つけてしまった。
　彼が下敷きにしていた紙には、解答を写した跡が、しっかり残っていた。先輩の教師に相談し、内部告発することになった。問題はすべてすり替え、その教務主任は、要職から外れることになったのだ。
　その教務主任だった教師には、内緒で家庭教師をやることも勧められたが(すごく安月給だったから)、生徒たちには放課後タダで生物室や寮(飯はご馳走になった）で教えることで誤魔化した。成績を上げてもらうために大金(俺にとっては）を積まれたこともあったが、そんなことをしなくても十分成績の良い子だったし、間違って受け取った分を
図書券を買って、全額返した。
　ところが校長が替わって、彼の悪事が伝わらず、俺は学校に残ることが難しくなって、カナダに川下りに行ってしまったわけだ！
　これでもけっこう正義感が強いのだ！(本当です）
　
　妻をPTSDにした(診断書もある）人物には、その上司から
「ちゃんと話し合って、跡を濁さないようにしろよ。転勤前に尻ぬぐいしていくように！」
と言ってもらったのだ。ところが、町中で俺に会うと
「こッ今度、ごっご挨拶に伺います！」
と若造の俺にビクビクして言っていた割りには、なんの連絡も謝罪もないまま、どこかに転勤してしまった。彼は、
「私は謝ったのに、米村が受け付けてくれなかったのですよ！」
と関係者に説明していたそうだ。おかげで俺らは変人扱いだ。俺はああいう人間が許せないたちで、落ち着いたら弁護士に相談してそれなりの落とし前を付けてもらうつもりだ。

　村上医師の辞任についても、調べれば調べるほどおかしいことが見えてくる。この歳になってようやく父親になろうというのに、・・・つづく！