地域懇談会の説明は・・・明日（改訂版）

　昨日たらふく食べたのに、今朝はしっかり腹が減って目が覚めた。牛舎に行って、子牛にお湯をやってから、診療所に診察券を出して、順番取りをした。
　朝食後、ミルクやチビ子牛達のエサをやって、診療所に行った。ＮＨＫの取材の人が来ていた。地域懇談会で、俺の顔を（髪の毛？）を覚えていたようで、声をかけられた。５月頃に放送されるかもしれないらしいが、これまでの瀬棚の先進的な地域医療が守られるのか？崩れていくのか？ちゃんとわかるように取材してくれるだろうか？俺たちは、町の医療を守ることが出来るだろうか？町長は、僕らの声を聞いてくれるのだろうか？

　町長支持者と話す機会があった。これから子供が出来る人間にとって、村上医師をはじめとする診療所の存在がどれほど大切か訴えた。俺の立場（４月に初めての子供が生まれる）を理解してくれたが、町長の取り巻きなど、いろいろな力関係があり、簡単にはいかないのだというような話だった。
「取り巻きを変えるべきなんじゃないですか？」
相変わらず脳天気な俺の意見に、返答に困っている様子だった。
「町長ばかり攻めてもかわいそうだよ。」
「区長が悪いんだよな！村上先生と町長の間を、ちゃんとしないから・・・。」
「村上先生も悪いんじゃない？話の持って行き方ってもんがあるでしょう？」
もっともな話のような気もするが、それまでの村上医師の苦労を考えると、簡単にはうなずけなかった。

　財政難なのに、村上医師が無理な医療政策を出したようにも言っておられたように思うが、インフルエンザワクチン（1人前1350円）の補助事業（これまで1人1000円で受けられた）は、1000人にやっても35万円であることは、先日の勉強会で説明された事実だ。村上医師の代わりの医者を連れてくれば、数千万円余計にかかるだろう。どっちが町民の負担が大きいだろう？

　学童に対してはワクチン補助の予算をつけたと町長は言っていたが、国保病院などでワクチン注射することになったら、１人3000円以上(東京八王子で受けたら3500円だったそうだ）はかかるのだから、結局補助額は相当なことになるのではないか？（これは俺の憶測）

　「瀬棚区以外では体制が整わないので、保健師によるワクチン注射が出来ない」
と説明を受けたが、せっかく合併したのだから、瀬棚区の保健師が他の区も巡回して接種したり、1人あたりの補助額をちょっと下げるだけで（たとえば個人負担を1200円にするとか）、実現可能ではないだろうか？

　町長が「基幹病院にしようとしている、北檜山国保病院」は、建物が老朽化しており、立て替えて、人工透析機などの医療機器を買いそろえれば、40億円ほどかかるという試算があり、10年間はまったく採算がとれず、赤字補填のために町から莫大な支出が必要であることは、みんな知っているのだろうか？その1人あたりの負担額は・・・？たった1人の医者を連れてくれるのに苦労している状態で、沢山の医者や医療スタッフを確保できるのだろうか？その報酬は？

　合併協議会では(村上医師が提案したと思われているが、内田前町長が出した意見で）、道南ロイヤル病院に補助を出し、既存の医療機関(人口透析器など既に持っている）を利用して基幹病院にする方が、財政的に負担が少なく（それでも、数億円はかかるのだろうが）、医者の確保も既に居る人を使えると考える案の方が、町民負担が少なく、安心できると思うのは浅はかなのだろうか？それとも、建設業者に仕事を与えられないので、町の活性化の点でよくないと？民間病院だと、逃げられる可能性があるのかな〜？

　昨日も書いたが、吉岡医師は半年間残って、医療行政を見て、その後の進退を決めるとおっしゃっていたのだが、吉岡医師が残って仕事をしてもいいと思えるような体制は作れるのだろうか？地区懇談会で町長が言っていたように、北檜山国保病院から医者を派遣して、これまでと同じような医療サービスが約束されるだろうか？

　今日の議会の公聴会に行った友人の話では、村上医師から町長に出された意見書（非公開のはず）を、笠原議員が持っていた事について質問が出されたが、真相究明しようとする姿勢は、感じられなかったそうだ。
　
　地域懇談会の続きを書きたかったが、町長支持者にさえ、判断をするのに必要な情報がほとんど知らされておらず、ただ村上医師がワガママで、人格的に問題があるかのような説明がされていることに危機感を覚え、こんな事を書いてしまった。
　ワガママな人が、普通の医者の半額の給与で、こんな激務をやりながら、住民のための医療政策を、行政に要請するだろうか？

　つい熱くなって失礼なことを言ってしまったが、俺が話した人は、とても尊敬できる人たちだった(もちろん今でも尊敬している）。こんなにたくさんのことを、口で言っても整理しにくいと思ったので、あえてブログを使わせて貰い、言い訳した。もし、不審な点があるなら、なんでも聞いて欲しい。一部の情報だけでなく、全部聞いた上で判断した方が、いい答えが出ると思う。
　町長も、支持者(後援会)の意見なら聞きやすいと思うのだが・・・。
「村上医師を残して欲しい！」
これが俺の望みだ。

　今日、小野健一という講師の話を聞きに、八雲まで行ってきた。北檜山にさえ滅多に行かないので、やっぱり遠い。売れ筋の和牛の血統や、掛け合わせについて勉強した。

　福三郎の熱を測ろうと、体温計を肛門に差し込んだのだが、しばらくして抜き取ろうとしたところ、突然走り始め、ひもに引っ張られて体温計が、肛門の中で折れてしまった！やばい！とあわてて捕まえて肛門を見たら、折れた頭が出ていたので、無事回収！
　家に帰ったら、大皿にものすごい山盛りのご飯が盛ってあった。昨日の手巻き寿司の食い方を見て、化け物と思われたらしい。メニューは「大豆と挽肉カレー」と「シーフードカレー」だった。そんなに食えないよと言いながら、結局おかわりしていた。米の消費拡大に貢献しているな〜！牛乳も、妻と二人で毎日1リットル以上は飲んでるし！