俺の望み! 子牛の引っ越しが大変だった!

yonemiki2006-03-04

 これまで、黄門様のご機嫌が悪いとか、尾てい骨周辺の凍傷だとか、冷え性など体調が悪いことを書いていたが、実は自律神経失調症だった。心療内科も見れる村上医師にかかり、家を離れるわけに行かない俺の事情を良く理解した上で、俺に合う薬を選んでくれ、大分楽になってきたところだ。村上医師がいなかったら、八雲か函館の病院に何度も通い、入院して検査したりしながら治療するところを、自宅で仕事をしながら、的確に治療してもらえたのだ。
 実は、私の妻は、これまで3回流産しているが、手術などの甲斐あって、もうちょっとで出産というところまで来ている。初めての子どもで、超高齢出産なので、無事に産まれることを望んでやまない。ところが無事に子供が産まれても、小児科の診られる村上医師がいればとても安心なのだが、このままではとても不安である。
 小児科は、注射や投薬をしても、保健点数が低いために(要するにもうからない)、なかなかなり手が少なく、全国的に不足しているそうだ。町としては、八雲の病院から何週かに1度派遣してもらうことを検討したが、あちらも人手不足で、とても瀬棚に派遣する余裕はないらしい。札幌では、小児科医はいつも満員で、待ち時間が長いので、夜間に救急で連れて行く母親が急増しているという新聞記事を読んだことがある。
 地方に医師を呼ぶ場合、報酬だけで来てくれるものではないらしい。医師にとって勉強になるとか、子連れの場合には教育水準を気にしたりして、何か特別な魅力がないと来てくれないと聞いたことがある。僕の知っている医師(別に顔は利かないが・・)は、同じ日本海側の町から、年収5千万円で誘われたが(村上医師の年収は約1300万円)、その町に魅力を感じることが出来ず、行かなかったそうだ。
 こう考えると、その人の生活環境を考慮して、心療内科も小児科も診ることができ、暴れる子をあやして必要な注射もでき(当たり前のようだが、自分では注射できず、看護士任せにしたり、注射せずに済ます医者も見たことがある)、ここでは治せない大病の時には、キチンとした病院を紹介してくれる村上医師の大切さというのが、改めて思い知らされる。
 町長選挙の時、高橋町長は、滝ノ沢の一番奥にある我が家まで、僕がとても信頼している農家の奥様方と一緒に尋ねてきてくれた。その時、
「町の診療所は、僕たちにとってとても大切なモノだから、是非守って下さい。」
とお願いし、町長は
「任せて下さい!」
と笑顔で答えてくれた。この時の町長の返事と、町長の公約で「医療の充実」とうたわれていたことから、自分は投票の意志を決めた。
 このままでは、医療の充実どころか、大幅に後退することは間違いない。財政難だからこそ、村上医師を何が何でも慰留し、せめて今の医療体制が維持されることを、町長に切にお願いしたい!
 
 今日は、キララと果穂太郎を、大子牛の枠に引っ越しさせた。キララは哺乳瓶で誘導できたが、果穂太郎はけっこう手こずらせた。大きな子牛に脅され戸惑いつつも、エサの枠に入ったり、電気牧柵に引っかかったり、大変な一日だったようだ。
 俺は、空き家になった部屋の糞出しをし、塩素消毒をした後、石灰塗装をした。隣の子牛と接触できないくらい壁を高くした。ついでに、両隣の部屋の糞出しをして、塩素消毒と石灰塗装をした。せっかくエクテシンで、コクシジュームの駆虫をしたので、その効果を長続きさせるためだ。そんな作業をしながら、ず〜っと今日書くブログの文章を考えていた。
 牛達に、牧草ロールを入れてやったのだが、山からおろした2番草を、新牛舎内に入れてやった。すると、若牛達が喜んで食べに来て、そのまま寝てしまった。嬉しそうな顔を見ると、俺も幸せだ!
 空き家になり、消毒の済んだ部屋に、密三郎と和次郎を移動させた。こいつらもなかなか手こずらせてくれ、大汗をかいた。
 訪問者の解析をしたら、昨日の午後3時頃、一人で70ヒットもした人がいることが判った。ずっと前の方までブログを読んでくれたのだろうか?差し支えなかったら、感想を聞きたいのですが・・・。