母さんたちの頑張り 草地への道 脱走馬

2月19日の日曜日、夕方6時30から、瀬棚町民センターで、せたなの医療を考える集会が開かれる。老若男女を問わず、誰もが参加できる集会だそうだ。ちなみに集会開催の中心になっているのは、子どもを抱える母さんたちのようだ。頭の下がる思いがする。集会で、とにかくできる限り正確で多くの情報を集め、みんなで共有し、そこから自分たちで出来ることを考えてこうということらしい。俺も少しでも協力出来ればと思っている。是非集会に行こうと思っている。
 村上医師の辞意表明に端を発して、今後のせたな町の医療体制への不安が広がっている。
  瀬棚診療所の診療体制がどうなるのか。
  入院は、これまで通りできるのか。
  子どもを診てもらえるのか。
  受診しやすい土曜日の午前の外来診療はできるのか。
  吉田眼科との連携はどうなるのか。
  在宅医療、訪問看護、予防に向けた医師や保健師の住民講習、インフルエンザ集団接種、爺ちゃん・婆ちゃんの肺炎球菌ワクチン公費助成
    (たしか高齢者の失命原因第4位は肺炎なのだ)
  理学療法士によるリハビリでの寝たきり予防
  不必要な薬の服用防止
  医療スタッフの資質を高める自主勉強会 などなど。
これまで実施されてきた地域医療が、いったいどうなるのか。
実は医師が確保できず、診療所の存続すら危ういのではないか。

 このような話しをすると、「財政難なのに村上医師が困難な要求を突きつけた」「自分の要求が実現出来ないなら辞めるというのは身勝手だ。」と思う人があるかもしれないが、俺はそうは思わない。さっき書いた地域医療を実施しながら、1億円以上の医療費を削減してきた実績を考えると、俺には、村上先生が無理な注文を町長に突きつけたとは考えにくい。
むしろ、これらを継続する事を主張しただけなのではないだろうか。
 それが財政上無理だというのであれば、どうして無理なのか、町長には町民に説明責任があると思うし、村上先生にも自分の医療施策のプランをぶつけて、堂々と議論すればよい。
聞こえてくるのは、村上先生の医療施策ばかりで、高橋町長の代替施策は何も聞こえてこない。
 俺は、派閥政治には全然興味がない。けれども、町の医療が後退するのは困る。村上先生の口の悪さを否定的にとる人は多いようだが、俺はそうは思わない。地域にとってよい医療の実現をするのがよい医者だし、そのためには、政策の決定権をもつ理事者や医療従事者には口が悪くなることもあるだろう。


 今日、久しぶりに草地への除雪第2弾を行った。体調不良が続いていて、そんなにやる予定ではなかったが、始めてしまうとなかなか止められず、結局前回と同じくらいの距離を除雪し、第二の谷まで到達した。その辺りは、積雪が1mを越えていた。
 この後は、4反の畑(100m×40m)の脇を抜け、果樹園脇を抜け、最後の急坂を除雪していくことになる。最後の急坂が一番の難所になりそうだ。
 馬が家の前の道に脱走して、走り回って遊んでいた。ゴロウとカイトが発見し、2匹で放牧地へ追い返していたが、ポパイは子分のビクターやジュリアを連れて、何度も脱走していた。しばらくゴロウに任せて事態の収拾を待ち、閉め忘れて脱走の原因となったゲートを閉めに行った。