種付け適期?

アキコの種付けのタイミングをはかるために、早起きして牛群を見に行った。モモカが、アキコの尻に顔を乗せて、今にも乗りそうになるのだが、どうしても踏み切れないようだ。午後からの種付けを依頼し、午前中は作業しながら観察を続けた。しかし、とうとうスタンディングはおろか、マウンティングさえしなかった。遅めの時間に変更してもらって、一応繋いだ。首の毛が抜けているモモカも診てもらうことにした。
 糞出しやら、水やりなどの作業をしながら、獣医さんを待つ。外ではヤスヒメが発情し、スタンディングしていた。アキコを診てもらったら、卵胞は形成されているのだが、明日の朝種付けする牛がいるのなら、明日のほうが良さそうだということになった。モモカの脱毛症は、毛をむしって検査してもらうことになった。
 敷き藁が無くなったので、馬小屋のほうから2番草を持ってきた。農家の大先輩が来てくれたので、最近体調が悪く、冷え性みたいになってしまった話をしたら
「若い頃と違って、無理は利かなくなる。大丈夫と思っても、寒くない格好をしたほうがいい。」
とアドバイスを受けた。背中が石のようにコッテしまったので、ちょっと昼寝をした。
 牛たちがうるさかったので、夜牛舎の前に運動場に乾草を3ロール置いてやったら、半分ほどの牛が、牛舎に帰ってこなかった。あす種付けするアキコとヤスヒメを、枠場のスタンチョンに繋いでおいた。