体調激悪! 好調な市場 寂しがりのカイト

yonemiki2006-02-09

 体の血行が悪く、コリや霜焼けが出来ていた。黄門様も、とても機嫌が悪い。寒いので、子牛たちも、水を飲みたがらなかった。乾草をたっぷりやり、モクシを交換しゼッケンを付けてから、体に着いた糞の固まりを落としてやる。
「これ全部落としたら、だいぶ体重が軽くなってしまうんじゃないか?」
と言われるほど、運古のヨロイが着いていた。
 2月市場のスタートだ。出場表(3代祖まで、血統が書いてある)に、体重と値段を書き込んでいく。今後の種付けの参考にし、目標とするためだ。市場は、これまでの俺の飼養管理のまずさを反省させられる場だ。堆肥舎や牛舎建設に手を取られて、子牛の世話をしっかりしていなかった頃の子牛は、市場でも安くなってしまう。今回は、好調な市場相場に救われたが、ちゃんと世話をしていれば、元四郎はあと10万円は高く売れるはずの牛だった(瓜次郎は、血統的にあまり伸びない)。今後気を付けよう。
 黒毛和牛のすき焼き肉を、留守番の人たちと食べるために、買って帰る。帰路は猛吹雪だったが、家に帰ったら、マービーが雪の中にはまっていた。小屋に入れようとして、失敗したらしい。
 カイトが、俺のあとをつきまとって可愛かった。干し草をほぐそうとすると、ロールの間を何度も飛んで往復し、誉めてもらおうとした。俺がいなくて寂しかったようだ。家にいても、足下から離れず、俺が動くとあとを着いてくる。
 子牛たちは、冷え込んだにもかかわらず、大きく体調を崩したヤツはいなかった。モミジがちょっと咳をしており(熱はない)、産室の2頭は39.2度の微熱だった。元気はあるのだが・・・。