強制侵入 「安平」のバカ

腹減った

 昨日と一昨日の暖気のせいで、積雪が30cmくらい減った。せっかく屋根の雪が落雪したのだから、さっさと除雪するべきなのだが、体調が悪いので、朝牛舎だけやって止めにした。たまには休んでも罰が当たるまい。そう思って寝ていたのだが、夕方牛舎に行ったら、運動場にいる牛が少ない!イヤな予感がして駆けつけてみたら、牛舎入り口の戸が開いていた。いつもどおり、ロープで縛って、つっかい棒までしてあったのに・・・。中の惨状については、あまり語りたくない。と言うのは大げさで、子牛用の牧草が置いてある所にも、たくさんの牛がいたのに、糞も大して落ちていなく、強制侵入してすぐだったようだ。ローズのエサ袋が踏まれて破れ、子牛用のエサ箱が空っぽになったくらいだ。良かった。
 入り口の扉は、俺がここに来たとき、変形して開け閉めが困難だったので、苦労して修理し、簡単にあくようにしたのだが、それが禍して、しょっちゅう押し入られ、大変な目に合ってきた。明日、ちょっと改良を加えて見るつもりだ。
 夜牛舎で、育成牛のヤスヒメが、スタンチョンを嫌ったので、頭にきて追い出してしまった。この牛は、スタンチョンになかなか慣れられず、他の牛があいているスタンチョンにためらいもなく入るのに、彼女は毎晩入り口で躊躇し繋ぐのに時間がかかる。「安平」という血統だが、この牛は頭が悪い!というのが俺の印象だ。(他の「安平」も似たようなもの)毎晩やられると、いい加減頭にくる!他の母牛と共に、新牛舎で寝てもらう。
 明日は、瀬棚の平地で最高気温が−5℃らしい。昨日張った2段ゲートの前に、腹を空かせた妊娠牛が集まっていた。彼らは、肥満防止のため遅刈りの牧草しかあげないのだ。