合掌上げ進む 

 今日も義弟が来る約束だったので、早めに朝牛舎を終わらせたかったが、結局いつもどおりの時間になってしまった。Mikiは調子悪そうだ。寒さと疲労で体調を崩したようだ。
 ミカンは相変わらず下痢をしている。その割りには熱がないので判断に苦しむ。カイロを抱かせてやる。途中やって来た義妹にミルクを溶かしてもらい、朝牛舎を終える。
 まず、合掌を作ってもらう。丸鋸の使い方を教え、合掌の部品を1セット分渡し、あと3セット複製してもらう。俺はその間、合掌を吊り上げるトラクターが、バックするスペースを、ユンボで平らに均した。
 部品が完成したので、合掌を組み始める。義弟夫婦はいい仕事をしており、2セット汲み上げたが、何処にも不具合はなかった。部品を釘打ちするだけなので、仕事が速かった。
 アヤが発情していたので、獣医さんを呼んで種付けをしてもらった。「照美」という大型の種牛の精液をつけた。作業中だったので、ミカンを診てもらうのを忘れていた。 
 せっかくなので、合掌を上げることにした。屋根が被さってきたので、組み上げた合掌を吊り上げながら引っぱり出すのは難しかった。トラクターがバックする場所も無くなってきたので、だんだん作業が難しくなってきた。2回ほど合掌に先っちょを引っかけてしまい、支え板を折ってしまった。義妹の足に、合掌を落としてしまい、痛い思いをさせてしまった。大丈夫と言っていたが・・・。
 それでも、3枚上げることが出来た。あと4枚で完成だ。今週は、共同機械小屋のトタン貼りがあるし、市場に子牛を売りに行く予定なので、週末までかかりそうだ。特に最後の3枚は、特別な工夫をしないと、上げることが出来ないかもしれない。
 百次郎の頭を徐々に触る訓練をしていたのだが、大分慣れて撫でてもあまり逃げなくなった。ミカンは39.3度で微熱だ。やはり獣医さんに診てもらおう。