床のぬめりが気になったので、生石灰を撒いて殺菌乾燥させた。たぶんカビが発生していたのだ。
 ナナミと百次郎のことが気にかかる。こんな時期に、母子分離したことがないので、けっこう不安である。失敗すると、これからずっとストマックチューブで哺乳しなければならない。タダでさえ、乳量が少ない(成長が悪いから)2頭の母親は、数日吸わせないとさらに乳の出が悪くなってしまうのだ。パーロンをストマックチューブで飲ませたのだが、産室のえさ用窓を壊して、2度もナナミが脱走するし、百次郎は暴れて下の前歯で手を切ってしまった。ちょっと時間をおいて、半量のミルクをストマックチューブで飲ませた。ちゃんと哺乳瓶で飲めるようにできるだろうか?
 俺が、2頭に手を取られているうちに、Mikiが他の子牛のエサをやってくれた。水が浸みだし、泥と乾草でグチャグチャしていたところを、キレイに掃除してくれた。
 第2産室の敷きわらを交換した。俺は、一輪車に満載して、よろよろしながら運ぶのが好きだ。以前バイト君が10往復したところを、3往復で全部終わらせた。フレームが曲がり、取っ手の高さが左右で30cmもちがっている一輪車では、バランスを崩しやすいので、新車を買いたいのだが・・・。敷きわらを剥がすときも、無理して一気に剥がす。短時間で済むが、腰にくる。
 昨日刈り取った新牧草地に、テッタをかけた。地面が緩く、斜面の下の方はぬかってどうしようもない。
 早めの牛舎作業。友人の別荘に、花火を見に行った。親戚の方も来ており、一緒にバーベキューを食べ、篤農家であるYさんとの話を楽しんだ。