機械小屋柱立て 牧草ロール回収

柱立て

 早起きして、義妹と二人で朝牛舎をした。主治医からの話があるので、早めに診療所に行かなければならないのだ。途中、目を覚ました姪っ子が、一人で長靴を履いて牛舎までやってきた。
 医師からは、退院の時期について話があった。とりあえず今日も外泊だ。
 帰宅後すぐに、共同機械小屋建築現場に行った。先日運んだ土砂は広げられていたが、水をたっぷり含んでフワフワだった。俺は、用意されたカラマツの丸太の根元を焼いて、皮を剥く作業をした。掘っ建て小屋なのだが、柱を地面に埋めた時、地表付近が腐りやすいのでそこを焼いて防腐効果を期待するのだ。皮を剥くのは虫除けだ。初め、太くて重い柱を手でもってやっていたが、途中からユンボで動かすようにした。丸太を焼くたき火が大きくなりすぎ、迂闊に近づくと髪の毛が一瞬で燃えてしまうのだ!ユンボの油圧ホースを焼かないように気をつけながら、何十本もの柱を用意した。
 用意した柱は、師匠がユンボで掘った穴に、仲間が3人がかりで立てていった。ユンボとの共同作業だから危険が伴い、瞬間的に大きな力が必要だ。水糸を張りながら外面を合わせて「あと5cm!」などといっている声が聞こえていた。
 昼から、俺は牧草ロールを回収する作業があるので、共同作業は欠席させてもらった。明日から雨が降り続くので、今日中に回収しなければならないのだ。義妹と姪っ子が帰るので、早めに挨拶して、M8030にトレーラーをつけて南端草地に向かった。一度に9個ずつ6回運び、暗くなる前に妊娠牛用の遅刈り牧草を全部回収し、敷きわら用ロールもいくつか回収した。あと20個、敷きわらロールが残った。
 離乳したての元四郎が、幸次郎やヤスヒメに押されて、あまりエサを食べていないようだった。少量のミルクを飲ませ、第2産室に戻してエサを食べられるようにした。早く、幸次郎やヤスヒメに、大きな子牛の枠に移動してもらうほかないだろう。8月に出荷する牛がいないので、9月までは移動が難しいのだが・・・。