最終刈り取り 久しぶりのゴンタ 脱走遊び

久しぶりのゴンタ

 昨日遅くに、隣で牧草を刈っていた。俺も、最終の牧草収穫をする事にした。急いで牛舎に行ったら、ツボミとヒカリがエサ置き場にいた。「また脱走したのか?」ツボミがいたので、脱走後牛舎内に来るルートがわかったのだ。頭に来たが、せっかく懐いてきたツボミを、ここで怒ったら今までの苦労が水泡と化してしまう。ジッと我慢してスタンチョンにつないだ。猫のエサ箱に糞をかけたくらいで、たいして汚されなかった。調べてみたら、バラ線が切られていた。
 クボタにディスクモアを着けて、最終の牧草刈り取りに行った。高速の1速で刈り取り。一部の急斜面登りでは、パワー不足で低速の3速まで落とした。今年は、最後までディスクモアがもってよかった。後で整備しておこう!
 急いでMikiを迎えに行った。入院が長引いており、外に出ないと筋肉がやせ細ってしまうのだ(リハビリで運動しているらしいが・・・)。雑草刈りをしていた。
 テッタをかけに行く。近所でも刈り取りをしている人がいた。敷きわらか、黒毛の妊娠牛用だろう。乳牛には栄養価が低すぎて使えないのだ。瀬棚の人は真面目なので、「黒毛には遅刈りでいい。」と言ってもみんな早刈りしてしまうと、講習会で言っていたが、周りがみんな早刈りしてしまうと、茶色っぽくなった牧草地を残しておくのはけっこう勇気がいるものだ。
テッタをかけていたら、ゴンタがいた。1ヶ月くらい姿が見えず心配していたら、こんなところで狩猟生活をしていたようだ。痩せ方は他の農業用猫と同じくらいだから、獲物はあったのだろう。カイトに襲いかかられ、辟易して藪に逃げ込んだが、呼んだら出てきて撫でられた。愛情に飢えていたようだ。歩いて連れ帰る。
 最近、母牛につけた哺乳子牛たちの間で、脱走遊びが流行っている。糞出しするために戸口を開けると、一斉に飛び出してその辺を走り回って帰ってくる。電気牧柵なんてお構いなしだ!今夜も脱走したが、3頭しか帰ってこない。妊娠牛が、近くまで戻ってきており、そちらの方にひかれていったらしい。迎えに(牛舎に追い込みに)行く。