危ない喜びのダンス ロール集め 馬の脱走 

 目覚めは絶好調というわけにはいかなかった。牛舎に行ったら、ナミコが敷きわら用ロールをほぐして寝ていた。どこから脱走したのだ?調べて歩いたが、見あたらない。バラ線2段では足りないようだ。馬場予定地に雑草が生い茂っているので、今日はこちらに放牧した。放牧してすぐに、獣医さんが来た。「午後からではなかったのですか?」「あれ?聞いてないぞ!」俺の聞き違いだったようだ。「ごめんなさい」マルコの、受精卵移植は午後からになった。
 糞出ししたり、切り草を80kgほど作ったり、乾草庫内を整理したりしていたら、獣医さんが来た。内診して、「黄体が小さいから、移植はできない」と言うことだった。元四郎の肺の音は、大したことないらしい。
 乾草庫内を整理して、倉庫外に干してあったロールをしまった。北山に置いてあったロールを2往復、18個運んだ。今度のクボタは、タイヤにおもりが(200kgくらいの)着いていないので、すぐに後輪が浮く。ロールを積んだトレーラーを引っぱって急坂を下ったら、タイヤのグリップ力が足りず、後ろから押されてスリップした。フロントローダーで運んでいたロールを地面に押しつけて何とか止まる。
 ガスボンベを取りに行くついでに、診療所に寄った。
 町では、アカシアの花が咲いていた。カッコウが今頃鳴いていた。まだ季節か?
 馬たちが脱走した。電牧の外から置いてやったロールが、電牧ワイヤーに近すぎて、誰かが触った拍子に、ビックリして破ってしまったらしい。エサバケツを持って迎えに行った。雌馬だけなら、柵の周辺からそう遠くに行かないが、ポパイまで出てしまうと、何処へでも行ってしまうのだ。ブランカ以外は何とか柵の中に入れることができた。