配合飼料を借りに行く 牛磨き２ 椎茸植菌 ミニ脱走！ モモエ出産

　隣に、配合飼料を借りに行った。家の前の小川を見たら、ヤツメウナギが群れて産卵していた。小さい種類だそうだ。家の前に川があるなんて良いな！と思った。
　エサをあげたあと、出荷予定の３頭を研きはじめた。運古の上に寝るから、腹や尻は糞だらけに戻っていた。しかし、サラダ油のせいか、簡単に汚れが落ち、艶もあった。ブラッシングが気持ちいいと思っているようだ。
　昼飯を食って戻ったら、牛舎の中を黒い影が走り回っていた。先ほど、３頭を出すときに、鍵を閉め忘れたらしい。哺乳瓶に糖蜜を入れて誘い、なんとかしまうことができた。
　モモエの陣痛が始まったので、牛舎の前で、椎茸の植菌をやった。これも遅すぎるが、しかたがない！密に植菌した。
　お産はもうちょっとかかりそうだったので、急いで見舞いに行った。届け物をして、すぐに帰る。晩飯が遅くなりそうだったので、弁当を買った。様子をうかがうと、相当苦しんでいた。
　先にお茶を飲み弁当を食ってしまった。ゴロウがいきなり吠えた。見ると、牛舎の方に黒い影が・・・。放牧地側から、ドアをこじ開けて入ってきたのだ。まったく・・・。
　モモエの出産も間近だ！足の先端が見えていた。お尻の下に、たっぷり敷きわらを敷いてやり、しばらくそっとしておいた。そのうち、鼻先が見えてきたので、足をつかんでいきむのに会わせて軽く引くと、ツルリンと一気に出てきた。「雄だ！」逆さ釣りして羊水を吐かせ、敷きわらで体をこすってやった。モモエもスタンチョンから外して、子牛を舐めさせる。人工初乳を飲ませたら、牛舎作業が終わるまで、放しっぱなしにしておいた。母親の乳首にも吸い付き、安心したところでモモエをスタンチョンに繋いだ。この子も、親に付けッぱなしにしようか迷っている。４頭子牛の、トクフクが治れば、第２産室を柵越し哺乳する子牛の部屋に改造できるのだが・・・。