ピーターコーン播種 馬脚を現した校長 

yonemiki2005-05-27

 朝牛舎。まず、浪太郎を出してやり、ナミコの乳を飲ませる。次に、繋いである親牛達に水をやる。よくひっくり返すので、大変だ!配合飼料と切り草を混ぜて、子牛たちにエサをやる。各成長段階で、添加するサプリメントの量が違う。浪太郎を部屋に戻し、元四郎にミルクを飲ませる。飲み終わったら、浪太郎の口に、配合飼料を一掴み入れてやる。元四郎は、フードボトルに食いつかせる。ブタのエサを調合し、キスされないように注意しながらやる。中小子牛のエサ箱に、早刈り一番草を入れ、水を足してやる。大子牛の糞出しをする。ここまでは毎日の仕事。時間があれば、糖蜜をお湯で溶いて哺乳瓶に入れ、吸い付かせながら、トクフクの治療薬を塗ったり、撫でてやったりする。
 Iさんのプラウを掃除し、クボタに付け替えて返却に行く。溶接がとれているところを、溶接しなおした。共同機械のプランター(真空播種機)を借りる。小屋が斜めになっているから、クボタの屋根が梁にあたって、崩れそうで怖かった。
 今年の畑は、土がよい状態でないが、播種機の性能がいいので、なんとか播種できた。途中、一緒に撒く肥料が切れたり、真空にするPTOを入れ忘れるという、初歩的なミスを繰り返し、我ながらあきれてしまった。疲れている。
 急いで返却しに行き、代わりに鎮圧ロータリーを借りてくる。フワフワの土のままだと、種が乾燥して発芽しにくいのだ。クボタで引っぱったのは失敗だった。タイヤが新しいので、傾斜の激しい我が家の畑では、折角植えた種をほじくり返してしまう。
 急いで、鎮圧ロータリーを返却し、病院に向かう。父兄に配る校長の謝罪文は、何があったのかよく判らない内容だった。でも沢山の人が、スゴイ時間をかけてMikiの職場復帰のために尽力してくれていることに答えようとして、なんとか納得しようとしていたMikiだが、何か引っかかっているそうだ。そこで、俺もその疑問に思っている部分を追求してみたら、管理職としてあるまじき、侮蔑的差別的な言葉を発し、自己弁護を始めた。我々の不安はそこの部分である。これまでの、何日間にも及ぶ職場復帰プロジェクトは崩壊してしまった。どうなるかは、教育委員会が決めることだが、その場にいた局長も俺の言い続けていた不安の意味が、よく判ってくれたと思う。俺の怒りを沈め、音便にことを勧めようとしていた人も、「これは労災にして、慰謝料を取るしかないでしょ?」と言うほどの・・・。タダ、この事件で、Mikiの退院が長引いたのは間違いない。書きすぎだと指摘もあるが、今の生活が、この事件を中心に回っているからしかたがない。
 ナシの花が咲き始めた。リンゴの赤いつぼみが好きなのだが(花は白い)、去年の台風の塩害で、あまり咲きそうもない。
 夜牛舎は、9時半までかかった。