病院 プラウ カイト ゴロウ

　朝行ったら、浪太郎は脱走する代わりに、エサ箱にウンチをひりだしてあった。
　大急ぎで朝牛舎をやった後、Mikiを連れて病院に行った。
　午後から、プラウがけをした。アスパラ脇の下り坂をかけたが、ダブルプラウを引っぱるには、うちの畑の土は重すぎる。重粘土なのだ。自家用ジャガイモと、イチゴを植える分くらいかけた後、２の１圃場に行った。本当は、下から横向きにかけたかったが（傾斜が緩やかになる）、引っ張れないので、上から下にかけた。しかし、斜面の下の方がまだ濡れており、何度も踏みつけたらグチャグチャになってきたので、作業を中止した。
　切り草を作った。産室の床が汚れたので、３頭には第２産室に引っ越ししてもらった。４頭子牛部屋で、トクフク（皮膚病）が流行っている。別名ガンベとも言うが、特効薬のガンベトールを塗ってやる。
　牛舎からの帰り道、カイトは俺の前１ｍの所を、俺を振り向き振り向きしながら歩いていく。以前は、立ち止まって振り向き、俺に踏まれることがあった。真っ暗闇でも、俺が見えると思っているのだろう。
　ゴロウは、心配性だ。俺とMikiがしゃべっていて、ちょっと声が大きくなると「ケンカしている！」と思って、仲裁に来るのだ。宙太がカイトを怒っているときも、すぐに止めに入る。平和主義者なのだ。
　家の前の山桜が、３分咲きくらい。今年初めてモズを見た。