エサの量 アスパラ除草 史上最大の脱走

yonemiki2005-05-04

 子牛の部屋が一つ減ると、かなり楽になる。カツヨと蜜次郎は、エサの摂取量が少ないようだ。1頭平均3kg/日。大きな子牛部屋の7頭は、1頭平均5kg/日を越えており、食べ過ぎだ!元次郎・秋次郎・シゲヨを加えてから、エサの食う量が急増した。
 第1産室の糞出しをした。ここの3頭は、下痢っぽいので敷きわらの汚れ方が激しい。扇風機をつけてから、アンモニア臭がこもることは無くなったが・・・。
 刈り払い機で、アスパラの畝に生えた雑草を取り除こうとしたが、エンジンの調子が悪く、断念!浅掻きを研いで使ったが、大変だったので途中で止め、トラクターのロータリー深度をさらに浅くして掻き取った。しかし、初年度に植えたところは、アスパラの苗が浅植だったので、苗を掻き取ってしまい中断。
 ユンボで、堆肥の切り返しをした。腐りかけの乾草を大量に混ぜたので、水分が足りないようだった。そのまま引き続き夜牛舎をしようとも思ったが、お茶しに帰ったのが失敗だった。
 お茶を飲んでいたら、窓の外に牛がいっぱいいた。「なんじゃこりゃ!」さっき、ユンボで作業したとき、電気牧柵のゲートを閉め忘れたのだ。全頭脱出!しかも、道端には新鮮な青草が!いつもなら群で動くので簡単に追い込めるのだが、みんな一斉に別々の方向に走りだした。エサバケツを揺すって誘っても、全然効かない。1・2頭ずつ牛舎に追い込んでは、スタンチョンに繋いでいった。
 こういうときに、すぐ来てくれるのがモモカだ!群で行動していれば、モモカが帰れば全員が帰るのだが、今日は違う。7頭ほど、隣に向かった。これが一番辛い。追いかければ、逃げるのが牛だ。連れに行こうと向かうと、それは隣に追い込むことになるのだ。その時、隣から牛を追う声が聞こえた。良かった!枝道にそれないように通せんぼして、牛の後に周り、礼を言ってから追いかけた。
 ここからが、また大変だった。エサバケツに全然反応しないので、追い込むしかないが、追い込むためには、行く先開けておかなければならないし、開けたら後に回り込まなければならない。牛はその間、ジッとしていないから・・・。何キロも走った。新しい牧草畑に逃げ込んだ連中は、追ってもぐるぐる回るだけで、そこから出ていかない。業を煮やして、馬用の追いムチと懐中電灯を持ってきて、ゴロウと一緒に追い込んだ。 
 普通はこれでおしまいだったが、今日はここからまたまた大変だった。みんな興奮していてスタンチョンに入りたがらない。最近エサもあまりあげてないし、草地には乾草も青草も生えている。おまけに、モクシ(ホルター)をつけていない牛も沢山いる。1頭1頭捕まえては、モクシをつけてスタンチョンに繋いだ。我が家最大の牛、メロンが最後に残った。力も半端ではないので、モクシをつけるのも大変だ!投げ縄で捕まえようとしたが、頭がでかすぎてしっかり入らない。牛舎内の丸太の柵を壊して、何度も外に脱走しては、かなり追いかけて牛舎に追い込む。最後にようやく投げ縄が首に掛かり、ようやく繋いだ。
 ちょっとの不注意で、2時間も走らされることになってしまった。こんなに苦労した脱走は初めてだ。久しぶりに筋肉痛だ。夜牛舎が終わったのは10時前。それから飯を炊いて、焼き肉だ!すごく疲れた。