タラ釣り空振り! カニはずし 雪割り

朝5時に起きて支度をし、牛舎作業に行った。Kさんはすでに来ていた。急いで済ませたが、風が強くなってきた。「タラ釣りは、難しいかも知れんな!」釣りの約束があったのだ。タラは、沖の方なので、この風では波が荒すぎる。近場のホッケなら、東風なので波もそんなに高くないのだ。「ホッケで良いよ。」酔い止めを飲み、カイトをゲージに入れ、脱出防止の横棒を取り付ける。
 港に着いたら、船のところにKさんが居ない。脇の小舟から呼ぶ声が聞こえ、「今日は魚釣りじゃなく、魚外しになった。」「?」出航準備に来たら、親戚の人がカレイ網をあげて寄港し、その網に大量のカニがかかっていたので、放っておけなくなったらしい。カニがいっぱいかかると良さそうに聞こえるが、ヘラガニという商品価値の低いカニで、網から外すのがとても面倒なのだ。
 汚れていいようにカッパを着、かごから網の端を引っぱり出して(長いのだ)魚を外し、魚は箱に、網はかごの中に入れていく。「挟まれると痛いから、はさみは取ってしまえ!」と言うことだったが、俺が鈍感なのか、カニの元気がなかったのか、全然平気だった。他の人は、挟まれてゴム手袋に穴をあけられたり、悲鳴をあげたりしていた。
 はっきり言って、タラ釣りがこうなったら、大変不満だ。ところが、俺はこういう作業が向いているのか、集中して黙々と作業を進めていった。大分進んだろうと思って、未作業のかごを見たら、まだ2割ほどしか減っていなかった。先は長いゼ!それでも昼前に2本目の網に取りかかり、途中から参加した人たちと協力して昼前に全部終わらせることが出来た。 でもこれっていくらになるんだろう?箱に入ったカレイの量を見て、ちょっと心配になった。大量のカニは料理の出汁に使うそうだ。
風邪気味なので、ちょっと昼寝!その後、ユンボで、果樹園予定地までの、道の雪割りをした。今年もちょっと何か植えようと思っている。ここでも越冬できるキウイがあればいいのに。「貰ってきたビニールハウスを建てるか?」と言っても、みんな反対するし・・・。
 牛舎作業をしているとき、カイトは乾草の脇で寝ている。はじめ着いて歩いていたが、歩きすぎで疲れるのだ。そう思って安心していたら、カイトが見あたらない!呼んでも来ない。キツネにやられたかと思いつつ、念のため家に帰ったら、玄関で待っていた。仕方なく、抱っこして牛舎に戻り、繋いで続きの作業をした。ゴロウは、意地悪はしないが、基本的に関わりになりたくないようだ。