子牛の出荷

 早朝から牛舎に行き、子牛たちに水を飲ませ、引き綱を着けて縛った。引き綱が足りないことに気づき、慌てて上のD型格納庫に取りに行く。3頭繋いだところで、家畜運搬車が来てしまった。雪次郎やツユコは、繋いだり引っぱったりするのに、すごく苦労した。それでも、4人も来てくれたので、5頭全部乗せることが出来、無事出荷!
 Mikiが、今日歓迎会だから送って行けと、子牛を積んでいるときから待っていた。田舎の歓迎会は、熱烈で飲まないわけにはいかないらしい。帰りはタクシーでも呼ぶそうだ!
 熱の下がらないカツヨに注射したり、元太郎と秋次郎を大きな子牛の枠に移動させたり(哺乳瓶で簡単に出来る)、元次郎と蜜次郎を第2産室に移動させたりした。
 不幸なことに、蜜次郎は哺乳瓶のことをすっかり忘れており、周りの子牛が目の色変えて突進してくるのに、キョトンとして全然着いてこない。仕方なく、モクシをかけて引っぱるが、力の限り抵抗して、大汗をかかされた。
 ひとりぼっちにようやく慣れてきたモモコを、4人部屋に移動させた。多少の歓迎はあるが、恋しさの方が勝っているようで、嬉しそうだった。
 エサの量をノートに書いて(組替えしたからよく判らないのだが・・・)、留守番の友人に頼む。
 滑り込みでようやく、約束の時間に間に合った。出発して気づいたが、ハイラックスのシートをMikiに合わせるのを忘れていた。ワイヤーが切れて、Mikiでは合わせられないのだ(良く見ればできると思うが)。なんとかするだろう。
 いつもどおり、タプリ食べた。食後、みやげの肉を注文した。
 夜中にMikiが帰宅したとき、ひとりぼっちで置いておかれたゴロウは、ハイラックスの荷台に乗り、「次は絶対に着いて行くからね!」と必死の決意を占めていたそうだ。