ココアの毛刈り 

ココアの毛刈り

 昼前から、稲作農家のYさんちに、羊(ココア)の毛刈りに行った。Yさんちにも4頭の羊がおり、八雲から羊飼いのKさんが毛刈りに来てくれたのだ。ちょっと待たせてしまった。ハイラックスの荷台から、自分で飛び降りたココアは、ブルーシートの上に座らされ、専用バリカンでのどから下腹の方に毛を刈り・・・「あっごめん!」ココアのチ○コの先端が無くなっていた。「可哀想〜!」と言いつつ、みんな大喜びしていた(ように見えた)。すかさずヨウチンで消毒。その後は順調に刈り進み、毛が無くなってみると、ココアは頭だけ異様にでかい子山羊のような体をしていた。「こんなに小さかったんだ!」立派な角とのアンバランスが、余計に惨めに見えた。自信がないのか、俺のあとを必死に着いてくる様は、まるで普通の羊のようだ(結構自立心の強い羊だった)。利用方法も思いつかないまま、「マンクス(羊の品種)の毛は希少価値がある」などと聞かされ、品質の良い部分と、そうでもない部分とにわけてもらって、とりあえず袋に詰めてもらった。
 M家の人々も加わり、昼ご飯までご馳走になった。Kさんは話の聞き上手な人で、気が付いたら俺は話が止まらなくなっていた。山の話、カナダの川下りの話、ニュージーランドの海の話、魚突きの話、就農の話・・・。俺は沢山話したから気分良かったが、みんなはどうだったろう?結構長居してしまった。Kさんは、長万部に移って、新しく羊の牧場を始めるそうだ。同じ頃就農した人たちが、おもしろい人たちで良かった。
 ハイラックスを17回目の車検に出した。まだまだ使うよ!
 牛の運動場に、牧草ロールを2個置いた。敷きわら用のボロ草が無くなったので、良い2番草を置いた。これって食い過ぎるんだよな。案の定、夜牛舎に入れた牛の腹は、パンパンに膨れていた。