発酵床休ませる 支払い 去勢 蹴られた!

去勢前の元太郎

やることが山積みだった。焦って何もできなくならないよう(いつものパターン)、あまり深く考えないで粛々とやった。
 まず、ヒロミを産室から出しスタンチョンに繋いだ。ミルクを使って発酵床の4頭を産室に移動させ、米糠を大量に混ぜて撹拌した。大量の水蒸気とアンモニアが発生した。水分量が多くなっており、やはり4頭は無理なのだ。しばらく休ませてみることにする。獣医さんが来てマユコ用の抗生物質を置いていく。
 急いで着替え、振り込み・振り替え・確定申告書類の受け取り・1年分の薬代の購入証明書・・・などやった。
 牛達のダイエット計画のため、運動場にはボロイ牧草ロールを置き、牛舎に栄養価の高い牧草ロールを運ぶ。
 新しいカッターの刃を用意し、元太郎と秋次郎の去勢手術をした。いつもの枠に入れられなかったので(雪でパドックが閉鎖されているので、他の牛に邪魔されるから)、何も防御するもののないところでやった。刃が新しいので、陰嚢はすぐに切れたが、睾丸を引き抜く作業では、蹴る後足を太股で押さえながら(蹴られながら)やった。
 発酵床はまだ水分が多かったので、もう一度撹拌した。ミルクやエサをやった後、ヒロミを親牛達から意地悪されないように陰に移動させた。ところがこの場所が気に入らないようで、暴れてみたり、俺が通るたびに角をこすりつけてきたり、抗議の意思をあらわしていた。親牛達を入れて繋いだ後、妊娠して安定期に入った大きな牛達を外に出し、ヒロミをスタンチョンにつなぎ直そうと近づいた。すると突然、子牛に蹴られてちょっと痛かった太股を蹴ったのだ!すかさず蹴り返したが、ダメージを受けていたところへの蹴りはきいた。
 義弟夫婦が、計算の終わった青色申告の申請書を持ってやってきた。急いでレトルトカレーを腹に詰め込み、清書の仕方を丁寧にに説明受けた。ちゃんと覚えていられるかな?まだ足が痛い。