可愛がりすぎてはいけない! ロースト・ディア

yonemiki2005-02-27

 ちょっと遅くおき、ミルクやエサやり、体温測定、注射などをやる。配合飼料を減らしたので、乾草の摂食量が大幅に増えた。良いことなのだが、エサを減らして成長が遅くなならないか、不安が残る。勉強会で、あまり子牛を可愛がりすぎると、肥育屋さんが苦労するという話を聞いた。子牛が増える前までは、しょっちゅうブラシをかけたり撫でたりしてかわいがり、とても懐いていたが、買われていった肥育屋さんで寂しがって、エサを食べなくなったり、食い負けしたりするらしい。頭数が増えた今では、群飼いしてそんな手間はかけられないが、それでも糞出しで柵の中にはいると、撫でてくれとうるさいヤツもいる。邪魔だけど、嬉しかったりして・・・。
 最近、除雪が大変大変と騒ぎすぎていた。本当のことを書くと、面倒なだけで大したことはない。それより、やらなければならない仕事が、どんどん後回しになっている事に対するいらだちの気持ちが、除雪作業に向けられていたのだ。やらなければならない仕事が、一つ二つのうちはすぐに取りかかってやってしまえるが、沢山になってしまうとどれ一つ出来なくなってしまう。一つ一つやっつけてしまえば、いつかは終わるのだが・・・。
 今日もユンボで堆肥舎への道を踏み固め、牧草を2ロール置いてやった。牛達は、エンジン音がするとエサがもらえると思って寄ってくる。邪魔されて追っ払おうと思うと、その気持ちを察したゴロウは、牛に向かって走り始める。俺が止まると止めるから感心する(飼い主バカ)。入り口の戸に付けてある鉱塩に、雲古がしてあった。扉にもしっかり練り付けてあり、冷え込んだら凍って開かなくなってしまうところだ!
 Mikiが修行から帰ってきた。昨夜1人で食おうと思って用意した鹿肉のブロックで、ロースト・ディア(きっと鹿肉という単語があるのだろうが・・・)を作ってやった。ニンニクやタイムの香りもあって、全く臭みのないご馳走になったので驚き!ポン酢で食べた。鹿肉と言えば、以前半年もかけて鹿の足1本丸ごと生ハムを作ったことがある。完成したそれは、削って食べると何とも言えない深い味がしたが、ここに引っ越して、倉庫になっていた半地下(1階)に吊して置いておいたら、丸ごとキツネに持って行かれてしまった。嬉しかっただろうなと、笑い話になってしまったが・・・。
 Mikiが、突然「スタリオンが欲しい。」と言いだして、俺を仰天させた。スタリオンならここにもいるけど(俺)、お呼びではないらしい。