受精卵 切り草 馬とゴロウ 丸馬場 元三郎離乳

アヤ

 久しぶりに、F獣医が来てくれたので、受精卵移植についていろいろ話をした。とりあえず、来週受精卵の一覧表をもらうことになった。
 今週こそ、牛舎の改造を少し進めるために、材料を探した。ところが牛舎周辺にはもうろくな材料が残っておらず、雪の下から掘り出すか、買うしかなさそうだ。
 牛舎に、敷きわら用牧草ロールをユンボで押し込んだ。狭い入り口から力で押し込むのだが、トラクターでやるより楽だった。アヤが邪魔して困った。アヤは、我が家でもっとも希少価値の高い血統(安福165の9)の母牛だ!BSEの最盛期でも全然値段が下がらず、ものすごく高いのを無理して買った牛だ。買ったときから人なつっこく、牛より人が好きな変な牛だった。小さくて心配したが、今では大きな方から数えた方が早いくらい、大きくなった。これからは、太らせないように気を付けないといけない。
 馬の乾草がなくなったので、ユンボで運び入れた。ゲートを開けてやると、馬たちは一気に道路に飛び出し、走り回っていた。どん詰まりでうちに用のある車以外来ないから、しばらく放って置いたら、ゴロウが「この場面は、馬たちが怒られて、柵に戻る場面だ!」と思ったらしく、喜び勇んで飛び出し、柵の中に追い込んでいた(強敵ポパイに吠えかかれる滅多にないチャンス)。しかし、俺が怒らないで黙って見ていたので、拍子抜けしたようで気まずそうに帰ってきた。
 台所の橋に積もった雪をどかして、台所の戸が開くようにした。1mほど積もった雪の上には、宙太の尿跡がいっぱいあった。宙太は、汚いトイレより、雪の上の方が好きなのだ。
 雪に埋まった丸馬場に向かって、ユンボを進めた。高さ約2mの柵が、頭しか出ていない。これを除雪するとしたら、何日掛かるかわからないが、春休みに「有名な宇宙人」が来るかも知れないので、ちょっと調教しておかなければならないから、早めに除雪しなければ・・・。
 切り草を、60kg以上作った。牧草を2ロール牛舎に入れた。
 発酵床の子牛たちに、切り草入りの配合飼料を与え始めた。4分の1の制限哺乳をしていた元三郎を、一昨日離乳した。