居間に子牛 アキコ種付け 切り草

似合ってるぅ?

       
未明に電話が鳴り、「子牛が生まれた!」とのこと。酪農家のOさんがホルスタインに受精卵移植した黒毛和種。生まれたら買う約束になっていたのだ。宮崎の名牛安平の子だが、欲しいのはメスだ!オスならいらないのだが(高くて元が取れないから)それならやらないと言われてしまうので、雌雄どちらでも買うことになっていた。メスであれ!と祈りながら向かった。「でかいな!」最初の印象。「どっち?」「見てみたら?」股間を調べたらタマがない!「ヤッター!メスだ。」冷え込んでいるので、風邪を引かせては元も子もない。挨拶もそこそこにマービーに積み込み、自宅の居間に連れ込んだ。元気な子牛で、じっと寝ていれば乾かしやすいのに、すぐに立とうとしてしまう。急いで人工初乳を飲ませ、体を拭いてやった。陰部を刺激して尿を出し、肛門を刺激して巨大な胎便を出させた(こんなでかいのは見たことがない!)。巨運の持ち主かな?しばらく歩き回っていたが、やがて床に横たわりリラックスしていた。ゴロウや宙太も一緒に寝て、異様な景色になった。名前は「やすひめ」になった。飯を食って牛舎に行こうと思ったら、やすひめが立って跳ね始めたので、牛舎に連れて行くことになった。昨日完成した、特製牛衣を着て暖かそうだ。
 発酵床の寝室の電球を。250Wと500W両方つけ、カイロを背負わせて入れてやった。ペレット給餌器から、エサが沢山落ちていたので、黒豚を入れて食べさせてやった。綺麗になった。やすひめは2回目の初乳も哺乳瓶で上手に飲んだ。
 吹雪の中、牛の観察をしていたら、誰かがマウンティングされてじっとしている(スタンディング)。よく見えないので近づいて観察。アキコだった。12時過ぎだったので、急いで帰って獣医さんに電話し、午後遅くに来てもらう。
 待つ間に、切り草を60kg以上作った。トラクターの排気ガスで、息が苦しくなり目が痛くなった。もっと作り置きしたかったが、断念!アキコの発情は良かったので、高価な勝忠平を付けてもらった。シマコの妊娠鑑定をお願いしたが、可能性は高いがよく判らないそうだ。子牛たちは750Wの電気に照らされ暑かったみたいで、みんな外に出ていた。500Wに減らす。
 やすひめは夕方のミルクも元気に飲み干し、ペレット給餌器にも吸い付いた。えらい!発酵床が過密状態なので、今週中に第一産室を改造して、モモコ・マユコの部屋にして、ジョンとココアは新しい部屋に引っ越し、ピノコ・ローズは第2産室に居候させよう!
 無線カメラのショップから返事があり、200mの距離は遠すぎて、電波を飛ばす自信がないから、他をあたってくれということだった。