幸太郎飲めない! 除雪

yonemiki2005-02-05

 発酵床にフスマを混ぜ込んだ。つい先日も撹拌したので、温度が高くもうもうと湯気を上げた。250Wのランプを、500Wに換えた。獣医さんが来た。やはり、幸次郎は肺炎らしい。肺から雑音が聞こえてきたそうだ。(昨日はなんもなかったのに)やっぱり哺乳瓶で飲めなかったので、牛用ポカリスエットカテーテルで飲ませた。
 午後から、除雪三昧だ。まず、ユンボで牧草ロールを馬の草架に運んだ。今日は奮発して子牛用の上等なロールをやったのだが、わき目もふらずに夢中で食べて、Mikiが「配合飼料をやるよ。」と誘っても行かなかった(いつもはすっ飛んでいく)。馬の運動場を除雪、馬小屋D型格納庫脇除雪、乾草用D型格納庫脇の除雪。本当にどこもかしこも雪の海だ。乾草D型は、上にもたんまり雪が載っていたので、格納庫のフレームを揺すって上の雪を落とした。ものすごい量の雪がなだれ落ちて、危うくMikiを埋めてしまうところだった。その後、Mikiにユンボを渡して、俺は子牛用牛舎の屋根の雪下ろしだ。ここは、ママさんダンプというプラスチックソリのような除雪スコップで、人力で落とすしかない。厚いところは1mもあった。ママさんダンプは女の人でも扱えるようなコツがあるらしいが、九州出身の俺はただ力任せに除雪するので、すぐにフレームが曲がってしまう。夕暮れになって途中で断念。疲れた。
 糞出しは大変だ、雪が20cmくらい新しく積もっていて、一輪車を押すのが半端でなく困難だ。以前使っていたホームセンターの安一輪車は、糞を満載すると重さでフレームがよれ、バランスが崩れたのを力で立て直そうとすると、耐えきれずボッキリと折れたものだ。今使っている一輪車は農協で最近新調したものだ。値段が2倍以上するが、力を入れてもフレームが負けなくて気に入っている。
 幸次郎は舌を出して近づいてきて、これなら飲むかと思ったが、やっぱり飲めなかった。半分だけカテーテルで飲ませた。中子牛の枠から、元太郎と秋次郎を、第2産室に移動させた。哺乳瓶に薄い砂糖水を入れて吸わせると、なんの苦もなく後をついてくるので、紐を着けて引っぱる必要もなかった。
 こうして日記を書いてる今も、屋根の上を積もった雪が滑り落ちていく音がひっきりなしに聞こえる。