またまた大脱走 除雪 チェーン モトツボ種付け 

朝から、見たくないものをみてしまった。牛舎の入り口に、黒い固まりが動いているではないか!牧草ロールや配合飼料、工具などがおいてある所に、脱走してきた牛達がうごめいていた。思い出すのも忌々しいが、おいてあった子牛用の早刈り牧草(貴重品)が、辺り一面に敷かれ、糞尿がかけられていた。付近においてあった工具は草の下だ。子牛のエサは食い荒らされ、おいてあった自転車もペシャンコだ。離れたところにあった工具箱もひっくり返され、牛達がエサを食べるところに大量の糞尿がしてあった。哺乳瓶も潰され、割れていた。
 昨夜、堆肥小屋に行ったのは見ていたが、まさか積雪1mの深雪の中、堆肥小屋周辺からぐるっと遠回りしてこんな所までやってくるとは思わなかったから・・・。甘かった。やらなければならないことがいっぱいあったので、グチャグチャの牛舎に目をつぶって、順番に仕事をこなしていった。
 まずはミルクとエサやりだ。エサ用の桶も糞だらけだが、草で拭きながら使った。次に、馬のエサ場周辺の除雪だ。牧草が無くなっていたので補給したいが、雪が深くて近づけないのだ。ユンボで通路を作った。クボタでロールを持って行くが、すべって上れない。仕方ないので、チェーンをつけに行く。
 そこへ、農業技術普及所の方がやってきて、発酵床の様子などを見ていった。今回は特に新しい提案はなかったようだ。帰られてから急いでチェーンを着け、ロールを草架に入れる。腹を空かせていた馬たちは嬉しそうだった。
 獣医さんが来て、モトツボに安茂勝を着けてもらった。S獣医は、子牛部屋の子豚がとても気に入ったようだ。
 牛舎で糞出しをした。せっかく除雪してあった通路も、牛が足跡を付けたので、一輪車が通りにくくなっており、しばしば立ち往生した。
 すぐによる牛舎をしたかったが、雪が降ってきたので、青いD型格納庫脇の除雪をした。つぶれかけているので、気をつけなければならないのだ。すでに1m以上雪がたまっており、ユンボですら押すのに苦労した。上からどんどん落ちてくるので、何往復もして雪を排除した。
 やっと夜牛舎。モモコはまたミルクを飲まなかった。その割りには、その辺をピョコタンピョコタン跳ね回っていた。