ソリ出勤 宇宙人の乗馬２ クリスマス

　今日も体が重い。牛舎にソリ出勤する。下り坂でゴロウに引っぱらせると、ものすごくスピードが出る。今日は、「宇宙人」一人で、前半３頭のミルクやりを頼む。俺は主に中子牛の世話をする。
　危険な状況で、トタンを１枚貼り、後３枚で終わりに出来そうな感じだ。最後は足場がなくなるので（滑るトタンの上だけ）一人ではやりたくないものだ。あらかじめトタンを運びあげておかなくては、滑るトタンの上を重く風にあおられるトタンを一人で上げるのは自殺行為だ。
　「有名な宇宙人」に、乗馬の早足と駆け足をさせるために、ポパイの右前足蹄鉄を外そうと頑張ったが、工具が足りず断念！そのまま、まず俺が乗馬。久しぶりに走らせたのに、バッキング（ロデオみたいに飛び跳ねながら走る）せずに素直に走った。手綱の反応も悪くない。これなら大丈夫と、宇宙人に代わる。彼女は、半年のブランクを感じさせないくらい、素直にポパイを操作していた。早足に移行させたが、全然平気だ。ポパイも落ち着いているから、意を決して駆け足をさせた。大丈夫！ちゃんと乗ってられる。小さな足で、軽く合図しただけで、ポパイは素直に走り始める。自馬ながら誇らしかった。彼女も満足している。最後にMikiが乗ったが、いい反応していた。
　義弟夫婦がクリスマス会をするために来てくれた。ゲームセンターのように、プレステやパソコンのゲームで大騒ぎになっていた。夜牛舎も姪にとっては楽しみの一つだ。大騒ぎでやってきて、宇宙人の手伝いをしていた。あまり寒くないので、お産の遠い妊娠牛は顔を見た後外に出した。
　晩飯を作らなくていいのは助かる。ハンバーグにグラタン。ケーキまで付いた。いつもじゃんけんでは負けない俺が、なんとビリになった。