夜中にブイブイ 堆肥舎ついに合掌作り Ｓくん最後の牛舎

　　夜中にローズが飼育箱から飛び出して、居間の中をブイブイ良いながら走り回った。腹減ったらしい。めんどくさいので一旦はふたの上におもりを置いてごまかしたが、１時間後にまた飛び出した。仕方ないのでミルクを解かして与えた。あまり大きくなりすぎると、豚カツになってしまうのにな〜。
　Ｓくんは、帰る準備のため日中の仕事を休みにした。久しぶりに一人で牛舎作業をした。４頭入った哺乳子牛の中、一人でミルクをやるのは結構大変だった。今晩分けよう！
　Ｋさんが来て、立ててあった柱の上に、桁を乗せる作業をした。釘で仮止めしたあと、間柱を上から貼り付けて、継ぎ目を補強した。羽子板で柱と桁をがっちり固定。杭を打って、そこから斜めに突っ張りを取って、柱を垂直に立てた。いよいよ合掌作りだ！桁の幅が10mの大屋根の骨格だ。雪下ろししなくていいような傾斜で、しかもトタンを打つときに滑り落ちないような傾斜を決めるのは結構手こずった。結局４寸５分勾配にした。基本形は決まっているのだが、あれこれ注文を付け、師匠のＩさんの形を維持しつつ、ちょっと丈夫にした形に決定した。一個作ったところで日没。明日は、雨が降っても作ることになった。Ｓくんに最後の夜牛舎を手伝ってもらった。元次郎とクリを産室に移動し、Ｓくんに敷きわらを交換してもらった。彼が来てから、我が家の牛舎の環境がとてもよくなった。いろいろな施設が新設でき、とても使いやすくなった。来てもらってよかった。