夜間診療 離乳 去勢 黒大豆 柱立て 

yonemiki2004-12-01

昨夜12時頃、Sくんが「眠れない。ちょっと吐き気がする。」と言ってきたので慌てて診療所に電話した。(昨日の作業中、Sくんの頭に丸太が当たった)電話では「心配ないだろう。」ということだったが、念のために診てもらうことになった。いろいろ反応を見た結果、やはり大丈夫と言われた。昼寝ていたから眠くないのと、普段起きている時間に寝ていたので、一時的にバランスが崩れたのだろうということだった。吐き気止めをもらって帰宅した。モトツボを新しい産室に移し、寝たのは2時過ぎ!早朝モトツボを見に行ったが、一人で寝ていた。俺も眠い!
 昨日夜牛舎を手抜きしたので、大量の糞が溜まっていた。Sくんに任せ、俺は馬や牛にロールを配ってまわった。中子牛の運動場にエサ箱を置いたため、寝床に落ちる糞尿の量が減った。今日から、秋次郎と元太郎を離乳した。
 時期が来たので、瓜太郎と雪次郎の去勢手術を行った。もうすぐSくんは帰ってしまうので、助けが居るうちにやってしまった方が得だ。患部を消毒し、カッターの刃で陰嚢を切り取り、結合組織で包まれた睾丸を引き剥がしながら抜き取った。最後にペニシリンを患部に注射した。一人より大分マシだった。堆肥場の柱を立てる準備をして昼飯になった。
 黒大豆の収穫に興味があるということだったので、草むらに埋まった黒大豆畑に連れて行った。実は雑草の中、よく乾燥した黒大豆が沢山立っていて、手で抜き取り収穫ができる状態になっているのだ。Sくんはその広さに驚いていた。「いくらでも採って良いよ。」明日と明後日、俺が市場に行ってしまうので、空いた時間に収穫することになった。
 堆肥舎の柱立てをした。羽子板とビス・釘で立てて、水平機を使って真っ直ぐ立てた柱を、仮の筋交いで固定し、水糸を引いて同じ高さで切った。Sくんが「高さが1本1本違う。」と失礼なことを言うので、見通しで見たが、完璧に同じ高さに切れている(当たり前だが・・・)。多少前後に傾いているので、そう見えたようだ。今日は、桁まではいけなかったが、「進みましたよね。」と、Sくんは満足そうだった。ここしばらく停滞していたから・・・。
 夜、俺は新しい産室の扉に鍵を着ける作業をした。丸馬場の扉から、要らなくなったスライド鍵を取り外し、産室に扉受けを着けて、そのスライド鍵を取り付けた。動きが渋いのは気になるが、ビス止めしてあるよりマシだ。ちょっとオッパイが張ってきて、お産の兆候が見えてきた。離乳したチビ子牛たちを、終日運動場にでられるようにして、エサ箱は外に置くことにした。
 明日居なくなるが、モトのお産は大丈夫だろうか?