母親は誰だ? 伊勢エビ夜釣り

 放牧地に子牛がいると、報告があった。子牛を連れているのは、赤15とまとだとか・・・。
 とまとは、2月10日に出産しており、最初の種付けは5月で、妊娠確認が取れたのは8月の種付けだった。とまとが母親のはずが無い! だが、子牛をかばってスタンチョンに入らないし、子牛を保護しようとすると、突進して人を追い払おうとする。出ているとは思えないけど、乳にも吸い付かせている。妊娠している牛を調べてみたら、お産前だから牛舎に連れ帰ったしげふく7が、早産で産み落としたようだった。乳も張っているのに、お腹の中は空っぽだった。連れ帰ってくるとき、全然子供を残しているようなそぶりもなかったのだが・・・。
 母親のいなくなった子牛を、全然関係ないとまとが頑張って世話してくれたおかげで、大事に至らなくて済んで良かった。保護して牛舎に連れ帰り、ほ乳瓶でミルクを半量飲ませた。元気に飲み干してもっと欲しそうだった。ちょっとずつ慣していかないと、逆にお腹を痛めてしまう。体重もあり、元気で良かった。
 
 今年は一度も伊勢エビを食べていない!
 伊勢エビの遊漁料を払ったのに、これでは大赤字である。伊勢エビは夜行性なので、釣りも基本的には夜が良いのだけど、硫黄島では温泉の濁りがあるので、昼でも釣れる。ところが、今年俺が釣りに行くと、周りは濁っているのに、ポイントのテトラポット内は澄み切っていてとても条件が悪かった。そこで、夜釣りに行くことにした。仕事を終えて、夕食をいただいた後、一人でカヌーに乗って出発! 
 ポイントでは、懐中電灯で海中を照らさないように気をつけて、静かに撒き餌を撒く。わりとすぐにアタリがあり、食べても罰が当たらなそうなサイズ(小さくないって事)が釣れた。その後も、次々アタリがあったけど、使い古しのなまくら釣り針を使っていたので、かかりが悪くて大きなエビを何度も落としてしまった。それでも、食べるには十分な数が捕れ、二時間で帰宅! 釣りは釣れないと面白くない!