忙しい入港日

今日の船に、お客さんと獣医さんと待望の餌が乗っていた。島の生活は、船で支えられているのだが、船が来るときはいろんなモノが一緒にまとめてくることが多いので、大変である。
 急いで昼飯を食べてもらって、牛舎に駆けつけるが、獣医さんの巡回が変わったので、とりあえず餌運びから始めた。
「立ってる者は、親でも使え!」
という厳しい師匠の教えに従い、到着したばかりのお客さんを、タンクに登らせてしまった。餌やりも教える。
 
 獣医さんがやってきて、予防接種の後、妊娠鑑定と治療をしてもらう。
 発情行動が長引いたり、スタンディング後半日で内診しても、卵胞が見つけられないことを悩んでいたので、発情している牛を診てもらった。やはり、卵胞は見当たらないと言うことだった。未熟故に見つけられないのかもしれないと思っていたが、継続観察すると、やがて卵胞が膨らんできて、排卵が確認できることもある。実際、今回は4頭の妊娠が確認された。だけど、これまでのタイミング(スタンディングを見てから半日後)では、まだ早すぎて受胎できないって事だ。
 うちは、牧草が足りているから、夏は栄養不足になることは無い。ビタミン不足にもならないともうけど、定期的にビタミンも飲ませている。ビタミンを飲ませた後に、発情回復する牛もいるから、過多ではないと思う。
 では、何で発情がちょっと異常なのだろう? やっぱり暑すぎるからかな?