鹿児島大学病院の口腔外科

 鹿児島では、俺はなかなか寝付けないし、早くから目が覚めて困る。けっこう不便なところにある鹿児島大学病院の口腔外科に行くために、早起きして朝食を食べ、出かけた。鹿児島市には、市電が走っているからとても助かる。俺は、バスに乗るのが苦手で、路線図とか持っていないので、あまり利用したことが無い。
最寄り駅から、1.5kmほど坂道を歩く。敷地も広く、歯科は奥の方にあった。
 受付を済ませて、歯を磨いて待つ。割とすぐに呼び出しがあり、レントゲンとCTスキャンを撮る。
 医師からの説明は、埋設歯の周りが、化膿袋になっていて、骨が溶けているとか・・・。その化膿袋が、神経と血管に触れていて、手術はとても難易度が高く危険を伴うから、二週間ほど入院する必要があるとか・・・。
 Yumiも同じ症状で治療を受けたのだけど、日帰り手術で出来たので、俺もすぐ終わると思っていたので、びっくりした。そのことを話したら、両あごだし化膿袋の膨らみが大きく、大出血したり長期間顎がしびれるなどの副作用が伴ったりするから、入院してしっかり直すべきと説得されてしまった。
 入院や手術の日程決めが、かなり難航した。手術日は火曜と木曜に限定されているし、手術5日前には入院して欲しいとか・・・。手術は全身麻酔になるので、家族の立ち会いが絶対に必要とか・・・。ハードルが高くて、全然日程が決められない。7月は、子牛の出産予定が8頭もいて、どこで入院しても・・・。競りの出荷作業もあるし・・・。
 後にすればするほど、リスクは大きくなるし、取り返しのつかないことになりかねない。だから、7月1日の手術として、事前入院を1日前の6月30日にしてもらえれば、なんとか都合を着けますがと提案してみた。立ち会いを妻にしてもらうには、船の都合で3泊4日も島を離れなければならなくなり、それでは牧場が崩壊してしまうから不可能であることも説明した。1時間ほど話し合った結果、それでも良いと言ってもらえ、健康検査をして麻酔科の了承を受けられたらOKとなった。
 朝に牛丼を食べたので、6時間以上開けるために昼飯を抜いて、1時頃から血液検査や心電図、肺活量、肺のレントゲンなど、つい先日ミニドッグでやったことをもう一度・・・。
 と言うことで、月末からしばらく入院することになってしまった(>_<)