運動会

 島の学校の運動会は、地域全員が参加しなければならない。
 K君が帰ってきたから、俺もなんとか出られそうって思って、仕事の合間に入場行進まで、二人で出かけてみた。ところが、今日は種付けが多く、それを回ってから、出番の玉入れに駆けつけてみたら、ちょうど俺抜きで始まったところだった。あちゃ〜! どうもすいません。
 仕事に戻る。種付けと共に、今は書類書きが大変な事になっていた。俺は、この手の作業は、絶望的に苦手である。
 
 次の出番は、地区の紅白対抗リレーだった。俺は、50代の選手として、アンカーを走ることが決まっていた。一緒に走るのは、おまわりさんだ! イヤだな! 追っかけられるの・・・。
 そう思っていたのを察してか? ジャンベ留学生が派手に転んでくれたので、俺の出番までには大差が付いて負けていた。これで、追いかけられたり抜かれたりする心配は無くなった。なので、俺に出来る精一杯の速度で、一生懸命走った。明日は、筋肉痛に違いない!