読書の日 ベールな女性

 今日は、船は出るのかな?
 そう思って、役場に電話してみた。
「今日は、船は入る日ですよ!」
あれ? 調べてみたら、今日は島から帰ってくる日だから、出るはず無いのだ!
 俺はてっきり帰れると思っていたから、食料を買い込んでいたし、宿は今日までしか取っていない。慌てて部屋の延泊を申し込んだが、高い部屋しか空いていなかった。ドジもいい加減にしろって(^^ゞ
 朝飯を食いに出る。
 外を歩くと、マスクをしている人の、なんと多いことか・・・! 
 公共の場で、顔を角す女性が多いなんて、イスラムの国と日本くらいでは無いだろうか? 欧米でマスクをして歩いたら、顔をのぞき込まれるか、不審者として怪しまれそう・・・。
 そう思ってみると、とてもおしゃれして格好いい女性が、顔は目だけしか見えていなくて、ちょっと面白かった。今の若者達は、目だけで恋人を認識できるのだろうか? 俺には区別がつかず、挨拶されても誰だか解らないことが多いのだけど・・・。
 昨日の競り場で、ずっとマスクをしていた知人の奥さんは、競りの会場に入る直前にはマスクを外していた。そういう感覚も、新鮮だと感じた。
 
 鹿児島では、暇なのだ。昨日、本を三冊買って読んでいたのだけど、あまり部屋に引きこもっていても体がなまるので、外に出かけた。映画を観ようと思っていたのだけど、結局本を買って帰り、ベッドに寝転んで、寝たり読んだり・・・。二冊くらい読み終えた。