子牛の出荷

 出荷の日だ。早起きして、未だ暗い牛舎に行き、ちょっと少なめの餌を食べさせる。一通り餌を与えたところで、水道のスイッチを入れに帰った。こればかりは、時間通りに動かないと駄目なんだ。
 トレーラーの準備をしてから、まろんとひなこを捕まえ、トレーラーに引いていった。あまり抵抗しないから、助かった。楽々荷台に乗せて、港までゆっくり走っていった。
 港では、家畜運搬コンテナに乗せ替え、周囲に落としたフンを掃除して帰る。
 
 機械をしまい、餌や牧草の確認をした後、一度飯を食いに帰り、運賃を払いに行く。二頭で、9000円くらいだったかな?
 
 すぐに、牧場に戻り、黒島崎放牧地に種付けに行った。緑15(旧赤3)のぼるだ。
 この子は、産後2ヶ月ほど経ったとき、子宮内から大量の白い液体を出していた。
 ???
 これって、後産が出きらなくて、中で腐ってしまったのだろうか? 獣医さんに見てもらい、子宮洗浄しようとしたけど、上手くいかなかった。
 アンピシリンで中を消毒すること二回。先日は、イソジンで子宮内を消毒した。そのとき、痛がっていたから、まだ炎症が残っていたのだと思う。
 今回、とても良い発情が来たし、卵胞も形成されていた。だから、試しに種付けしてみた。
 先生からは、もう治らないから廃用だ! と言われていたのぼるだけど、もしも種が着いて出産したら、とてもありがたいことなのだけど・・・。
 
 何となく手持ちぶさただったので、牛舎の柱に登り、梁に電線をはわせて、新しく着けた照明にも、電気が行くようにしてみた。あんまり変わらなかった。もっと着けろって事だね?