牛舎は、明るくなるか?

 生暖かい雨の日だった。ときおり、激しくなり、ちょっとの間にずぶ濡れだ。K君と、雨の隙をうかがいながら仕事した。
 ちょっとの止み間に見回りに行き、俺はついでに牧草ロールを、放牧地の草架に入れた。運んでいる最中に雨が強くなったから、かなり濡れたが、寒くないし・・・。
 
 牧場を明るくする計画に着手した。少なすぎる照明を、増やそうという計画だ。
 ずっと以前から考えていたし、必要性も感じていた。だけど、材料を買ってくるのも不便だし、かなりの高所作業であり、電気工事を伴う。そういう理由で、後回しにしてきた。
 今日は、何をすべきかK君に尋ねたところ、『灯りを付けましょう!』 と提案されたので、着手することにした。
 いろいろ難しい所もあるのだが、鉄骨を傷つけずに、照明を取り付けたい! 
 丸鋸を使って、板を切ってもらったり、穴を空けてネジを打ち込んでもらったりしたモノを持って、はしごを登り、体勢を崩さないよう気をつけながら、鉄骨を木で挟んで固定した。そこに、ソケットをねじ込む。
 ところが、100V用の電線が見当たらない! つい先日までは、その辺に転がっていて邪魔だったのに・・・。
 
 はなこ(第一花国←忠富士)が発情しているというので、種付けしようと思って行ってみた。餌の時間でもあり、駆け寄ってきた群れを見ていたが、はなこの顔が見えない!
 スタンチョンに繋いでみたが、いないのははなこだけだった。となりに遊びに行ってしまったかな?
 断念して牛舎に帰り、同じく発情していた緑3ふくに、華春福を着けた。