海上散歩♪
とりあえず、7時に診療所に行き、動画で傷口を医師に診てもらった。大丈夫だろうと言うことだったが、10時頃に硫黄島港に船が入港したとき、直接診てもらうことになった。
一旦家に帰り、氷下魚入りのお茶漬けをいただいた。
今朝は八時から、獣医さんによる妊娠鑑定をお願いしていた。
船が入港し、診察を受けた。
以前、もう爪は生えない!と医師に断言された右手の親指だが、ちゃんと生えてきて、爪が伸びるに従って指も1.5cmも再生され、トカゲだ! と言われたことがあるほど再生力が強い俺は、朝見たときより再生芽が成長していた。やっぱり早いなぁ!
引っ越しのシーズンになり、船の空きが無くてエサなどの荷物が届きにくくなっていて、4トンのエサが届くまで、在庫が足りなくなる恐れがあった。
そこで、親牛に与えていたエサを、青草に代えて減量する作戦に入った。
K君が刈り取ったイタリアンライグラスを、お嬢様方がかごに詰めていく。炎天下での作業に、ちょっと頭がくらくらしたのか? 突然、芸術作品のモデルに変身していたそうだ。
姫次郎の削蹄に、再挑戦した。今日は、口にヘラを入れて、気を紛らす作戦に出たのだが、やっぱりひっくり返ってしまった。元々、それほど伸びていなかったから、これで良しとしようか?
「ヨネさん♪ 私、泳ぎたい!」
そんな事を言われたら、おじさんはウミガメ観察ツアーをしてあげたくなってしまうのだが、タダでさえ牛舎作業で包帯がすぐに汚れてしまっているのに、ここで泳いだら感染症が怖ろしい。一人で泳げるというのだが、先日泳いだ感触では、支える人が側にいないと、かなり危険だと思った。
なだめて、カヌーに乗るように勧めた。
俺のシットオントップ・カヤックは、三人乗りだ。みんな行きたがったから、友人所有のみしまⅢを借りに行った。このゴムカヌーは、去年転出した先生が置いて行った物で、友人も今年転出するから置いて行くと行ってくれた。ありがとう!
左手に、直腸検査用の長手袋をはめて、一応陸の上でパドル操作のレクチャーをして、ロープで二艘を連結して出発した。俺は、一人で二艘を引っ張るつもりだったが、えのが意外に頑張ってくれて、彼女が漕ぐと艇速が上がった。牽引されるみしまⅢは、右に行ったり左に行ったり、直進性が無いのかな?
港を出て、西に進路を取る。海の色は、温泉成分のために赤さび色だ。漕いでいくと、青い所や乳白色の所があった。
東温泉まで行き、温泉の湧き出し口を観察してから、引き返した。
パドリングに合わせて歌っていたら、意外にみんな知っていて驚いた。
最近は、一人カラオケとか行く人が居るらしいが、俺はそこまで寂しくなりたくない(T_T)/~~~ 歌は好きだが、歌詞がうろ覚えだ。でも、みんなで歌いながら漕ぐのは、とても楽しかったし、腕に力が入った!
秋姫太郎と光世次郎を、ほ乳瓶で哺乳ロボット小屋に引っ越しさせた。
俺の歌に乗せられて、頑張って漕いだえのは、温泉に行けないほど疲れ切っていた。お疲れ様!