削蹄中
雨は上がり、きれいな朝になった。
昨夜の嵐で、いろいろな物が吹き飛ばされ、壊されていた。子牛に、防風ネットカーテンを下げていたが、今朝はもう上げて大丈夫だ。
K君がミルクを作ってくれたので、ホークには箒を持って、道路の清掃に行ってもらう。昨日、堆肥をちょっとこぼしたから・・・。
和泉太郎は、相変わらず自力で飲める状態ではなかった。一週間の早産だったが、まだ未発達なのかな?
結局、今日もストマックチューブを使った。便は、いい感じなのだが、息が荒い。
同室の富士太郎も、配合飼料を頑張って食べさせすぎたか、今日は食欲がなかった。どちらも、早く良くなれ!
従業員さんは、K君と一緒に糞出しを楽しんでいた。
糞出しは、床に糞と敷きワラの混合物が固着していて、これをはぎ取る。意外に力がいり、従業員さんを痩せさせる原因でもある。痩せたい人は、是非いらしてください。
昨日は、雨が降り込んで、敷きワラが濡れているから、交換してやると子牛は嬉しそうに新しい敷きワラに体をこすりつける。
鼻を垂れている子牛に、マイシリンを注射した。
たぶん、ホークが馬に乗れるのは、今日が最後だ。予報では、明日から雨が続く。K君もポパイに乗りたいと思うが、今日は特に優先的にホークに乗ってもらった。
ポパイは、乗り始めて10分くらいまでは、誰が乗ってもとても素直に言うことを聞き、走りやすい。手綱を、もう少し緩めてやると、もっと素直に走れるかもね(^_-)-☆
乗馬の醍醐味は、駆け足である。速歩より反動が少なく、爽快感があるし、冒険心もくすぐられる♪ 乗馬は、走らなくっちゃ!
乗馬の後は、削蹄である。子牛の、伸びすぎた蹄を切り、体の汚れを落とし、鼻輪を着ける。
この作業は、枠場に入れること自体が、重労働となる。最近の子牛は、良く慣れてきたので、いろいろな作業が楽になってきたが、引っ張られることに抵抗ある子牛は、力一杯引っ張り帰してくるから、なかなか大変である。