春雨じゃ・・・濡れたくない

 立春も過ぎた。もう春なのだ!放牧地ではスミレが咲いている。

 天気予報では夕方からのはずなのに、雨は張り切って朝から降っていた。だんだん勢いを増しながら。


 2月1日生まれの春幸次郎(亀勝)を超早期母子分離した。母親からの乳量は充分あったようで元気が良い。同室にいたまるみからも可愛がられて愛情いっぱいに育ちおっとりしている。


 小屋下放牧地には13頭の牛がいるが、妊娠鑑定がとれているのは、はるか1頭だけだ。残り12頭にビタミン剤を飲ませる。
 スタンチョンがついたので、作業がスムーズ。1頭、1頭ロープをかけて、捕まえなければならないといつ作業が終わるかわからない。お金はかかったが、設置してよかった!


 俺にしかできない作業をすませて、小雨の中、昨日に引き続き堆肥撒きに出かける。


 湾放牧地に昨日復帰したふくことふくひめは早くも群れになじんでいた。リーダーのしげよの功績が大きいと思われる。えらいぞ!
 ももかとふくこはまだスタンチョンに入らないが、あせらず様子をみよう。まずは群れがバラバラにならず脱走者も出さないことだ。


 大浦放牧地に見回りに行った従業員さんから連絡がはいる。妊娠鑑定がとれているゆきふく(金幸)が発情しているようなので見て欲しいとのこと。確かに発情行動が確認されたので、午後種付けを予定し柵につなぐ。でも雨なんだよな〜。


 雨なんだけど、種付けはする!ほとんど土砂降りのなか、従業員さんに傘をさしかけてもらいながら岡茂福を無事つけることができた。
 

 ロタの疑いがある福重太郎に今日も抗生剤を注射した。ミルクロボット小屋の宝太郎にも。
 おてんば娘のふじつぼがセンサーのメダルの輪に足を突っ込み、歩きにくそうに困っていた。メダルを首からはずしてしまう子牛はよくいるが、足を突っ込んでしまうのは初めてだ。


 夜には豪雨となり、風も出てきた。放牧地の親牛に子牛をつけていた頃は、雨に濡れた子牛がうなだれている姿を見てはらはらした。今はそれがない。明日は電柱牛舎の糞出しをしてきれいにしてやろう。

 漁師さんから、星がつおを買った。刺身とたたきにして、美味しくいただいた。島ならではだ!