誤差50cm

 今日は、従業員さんの息子をバイトとして雇用し、力仕事をやってもらうつもりだった。昨日、鹿児島から帰ったばかりで、ちょっと遅刻だったが、まずは港に乾草250kgを取りに行った。持ち帰った乾草ブロックは、積み上げる場所を指示したら、ちゃんと言われたとおりに手早くやってくれた。次に、ブドウの苗木を植える方法を説明したら、これもクリア!半年前は、指示しても、途中何度も見に行かなければならなかったが、演劇部で鍛えられたおかげで、かなり成長したようだ。
 懸案だった、湾放牧地に連動スタンチョンを取り付ける作業に取りかかった。
 初めの穴を決め、そこを起点に幅9m、4頭立てのスタンチョンを3基取り付ける。3m置きに穴を空け、そこに支柱を立てるのだ。午前中の段階では、まだ支柱が来ていなかったので、穴を掘っただけで終了した。
 好奇心旺盛な牛たちは、わざわざやってきて、穴に落ちていた。せっかく空けた穴を崩されるので、飼槽代わりのドラム缶を被せて、穴を保護した。

 船が支柱を運んできたので、午後から支柱を立てる作業に取りかかった。まず、現場に支柱を運び、コンクリートを練るために、砂利、砂、セメント、水、猫車を、牛舎に取りに帰る。現場では、支柱を立てる高さを、ピンと張った水糸を元に推し量り、出来るだけ丁寧に立て、セメントを流し込んだ。
 前回、電柱牛舎に着けた連動スタンチョンは、支柱の誤差1cmだったのだが、今回は2cmくらいの誤差が許されるという。猫車の上でコンクリートを練り、そのまま運んで、支柱の根元に流し込む。穴が深く。意外に沢山のコンクリートが必要だった。用意した砂利もセメントも使い切ったところで、ちょうどぴったりの量だった。
 綺麗に立ったところで、念のためにもう一度支柱の間隔を計った。3m間隔・・・???
3m50cm?」
我が目を疑ったが、何度見ても3m50cmだった。隣とは、2m50cm。最初の支柱からは、6mの距離にある。つまり、二本目の支柱だけが、50cmずれているのだ。誤差は、2cmまでしか許されない。
 長い巻き尺は、3mの所と3m50cmの所に、赤字で3mと書いてある。そのことを、教えていなかった(^_^;)。
「やり直すぞ!」
 すぐに、新しい穴を掘り、先ほど立てた支柱根元のコンクリートを掘り出し、猫車に積んだ。支柱からは枝が出ているので、簡単には掘り出せなかった。それでも、やるしか無いのだ。ある程度掘ったら、力任せに支柱を揺さぶり、引き抜いた。重かった(T_T)/~~~
 新たな穴に差し替え、深さを調整し、埋め戻す。コンクリートの在庫が無いので、土である程度根元を固めてから、コンクリートは仕上げに使った。
 最初に立てた時に比べ、並びや高さが微妙に雑なのだが、何とか立った! もし、ずれているのに気がつかなかったら、取り付けの時に絶叫していただろう(^^ゞ 良かった♪
 年賀状を送ろうと思ったのだが、旧パソコンはもはや起動しなくなっており、アドレス帳が読めない。

 ここ一週間分くらいの、写真をアップしました♪