硫黄島一周パドリング
現在、ネット環境変化に伴い、パソコンを新しいものに変えようとしているのだが、まだ整っていない。ニューマシンにインストールするつもりで買ったATOKは、シリアルナンバーを書いた紙を無くして、使えない。すると、せっかく光につながったパソコンなのに、日本語入力出来ないので、日記も書けないのだ。仕方なく、小さなモバイルで書いているが、写真を取り込めないので・・・。
硫黄島上陸一周年記念に、カヌーの処女航海をかねて、硫黄島一周パドリングをした。べた凪だったし、特に急ぐ仕事も無かったので、行ってきて良いと従業員さんが言ってくれ・・・m(_ _)m
こぎ出してすぐに思ったのは、足が遅い!2.5人乗り艇なので、一人で漕いだら当然なのだが・・・。座位が高く、艇に対してパドルが短い。これは、買うしか仕方ない。
ごちゃごちゃ言っていても、始まらないのだ。
港を出て、東に向かった。東温泉まで20分。海の色は、赤褐色から青白色に変化した。
さらに進むと、大きな穴が開いているところから、硫黄が吹き出している(?)ような場所に着いた。
竹島が見えるところに来たら、波が出てきた。風も向かい風になる。東海岸は、玉砂利の浜になっており、波が寄せると、カラコロと砂利が転がる音がした。今日のように波が静かな時なら、上陸してテントが張れそうだ。いつもとは違う硫黄岳が、煙を上げていた。
平家城まで、二時間半かかった。島最北端のこの場所は、難所と聞いていた。近づくと、三角の波が立っていて、潮の流れも速そうだった。一気に突っ切ろうと思ったら、携帯電話が鳴った(^_^;
「マニアスプレッダーを送るが、船に受け取りに行けるか?」
船が着くまでに一時間半しか無いが、ここからどんなに急いでも、二時間以上かかる。明後日に変更してもらって、電話を切った。
すると、トローリングしていた竿がしなり、糸がリールから引き出された。フィッシュ・オン!疲れてきた腕に、魚の強力な引きがこたえる。カヌーごと引っ張られる!
「おおぉ!老人と海の世界だ!」
幸い、カジキでは無いので、4日間も引っ張り回されることは無かった。掛かったのは、1m位のオキザヨリかな?歯が鋭いので、取り込みは慎重に行った。
平家城を過ぎたら、水が透明になった。あっという間に、次の魚が掛かった。アジの仲間だったが、取り込みに失敗して逃げられた。その次は大物だったが、ラインを切られてしまった。
坂本温泉付近は、かなり沖まで根がある。良いルアーがあれば、トローリングには良い場所なんだけどね。去年潜ったときは、行くたびにカンパチやギンガメアジの群れに出会っていたし・・・。
さらに進むと、垂直に切り立った岩壁が続く。季節風によって起こった波が、激しく浸食した荒々しい岩肌は、見応えがあった。
大浦を過ぎ、黒島崎を回って、帰路についた。平家城から、2時間だった。
港に着いたら、ちょうど『みしま』が出るところだった。邪魔にならないよう、岩壁陰に隠れた。
四時間半の航海だったが、腕はパンパン。日焼けして、ヒリヒリだ。でも、楽しかった。
写真はいっぱい撮ったが、後日ね(^_-)-☆