発情日和

yonemiki2010-02-02

 ローズが、道路を歩いていた。今日こそは、電気牧柵の漏電を減らすぞ!
 朝牛舎をしていたら、ナミコが発情しているのが見えた。普段は大人しいナミコ(平茂勝)なんだが、発情すると挙動不審になり、モクシをつかんで引っ張っていると、急に激しく動かれるので危険だ。今日も、逃げられてしまった。捕まえるのに、全部の牛を呼び戻し、さらに追いムチを持って向かえに行った。
 珍しく女性の獣医さんが来てくれ、『北平安』を着けてもらった。冬なのに、半袖で頑張っておられた。

 スコップを持って、電気牧柵を修理に行った。雪に埋まったケーブルを掘り出し、高い位置に結び直した。元気が無いので、電圧を体感ってアホはしなかった。その後、ローズは出てこなかったので、たぶん効いていると思う。

 11頃、今度はサチコ(美津福)が発情し始めた。まだ、自分が乗りたがり、乗られても逃げていた。これが、12時になったら乗られてジッとするようになった。
 この時間帯での発情行動は、いつも悩む。午後から来てもらうべきか?明日の朝にするべきか?
 でも、翌日の朝に頼んで、獣医さんが来るのが遅くなるととても焦り、しかも終わってしまっていることが去年は多かった。と言うことで、午後からお願いした。
 さらに珍しく、もう一人の女性獣医さんが来てくれた。
「今日はついているのかな?」
と言ったら、
「勿体ない。そんなことで運を使わないでくださいよ!」
だって!『平忠勝』を着けてもらった。

 これと前後して、マユコ(福栄)が産気づいた。時間がかかると思って昼飯を食いに帰り、食い終わって監視カメラで見たら、もう生まれていた。急いで駆けつけ、体を拭いてやった。−6℃は、生まれたての子牛には寒い。普通サイズの雄だった。名前は『真由三郎』(平忠勝)。
 なかなか乾かないので、やっぱり部屋に連れ帰った。
 十分に温め、人工初乳も二袋飲ませたところで、牛衣を着せて牛舎に戻してやった。

 そういえば、リロと元九郎は今朝、超早期母子分離をした。夜牛舎でミルクを飲ませたのだが、半分くらいしか飲ませられなかった。
 明日は、−10℃まで冷え込むらしい。