文化

yonemiki2009-08-28

 今日も雨でジメジメした日だった。牛舎も、あっちこっち雨漏りがして、床がヌルヌルしている。
 こゆきの排卵確認をした。たぶん、移植予定日は木曜日?
 気に病んでいることがあるが、ちょっと書くのは控えたい。

 和歌山県大地町のイルカ漁の様子を、隠し撮りして映画にした人間がいる。映画の影響で、太地町サイバー攻撃を受けたり姉妹都市解消などと言った事になっているらしい。
 映画にした男の写真を見たが、こういう事をする人間は、いつも同じような顔をしている。
 イルカ漁は残酷だと言いながら、話題をイルカ肉に含まれる水銀の濃度とすり替え、『日本人の健康のために、この映画を観て欲しい。』などと言っていた。
 たぶん、日本人の健康なんて、全然興味がないと思う。彼が言うように、本当に汚染されているなら、保健所などからすぐに出荷停止命令が出されるだろう。
 監督はオーストラリア人だったと思うが、もしオーストラリアで、これがラムですと言って子羊を屠殺して解体している映像を流したら、大変な問題になると思う。畜産業は必要な仕事だが、一般の茶の間に流す映像ではない。
 イルカ漁の映像だって、同じ事だ。知らない人が見れば、ショックだろう。ことさら見せる映像ではない。捕鯨のことだって、同じ事だ。
 こういう映像を見たとき、感情的になって相手国の食文化を否定するような人は、文化人ではない。国を挙げてそういうことをするなんて、文化的に未成熟な国家だと、世界に宣伝しているようなものだ。世界にはいろいろな文化があり、互いにその文化の違いを尊重してこそ、文明国として尊敬されるのでは無かろうか?
 俺は、犬や孵化寸前のゆで卵を食べたりしないが、それを食べる国を野蛮だと思わない。イルカを食べたことはないが、イルカ漁を否定する気にはなれない。それがそれぞれの文化なのだから・・・。