脱柵 堆肥撒き

yonemiki2009-05-20

 風が無く、快晴だった。朝出かけるときに、ゴロウには防虫スプレーをした。カイトは、このスプレーが嫌いで、掛けられるとヨダレを垂らし、自由になると砂に体を擦りつけて薬を落とす。だから、日中のブヨ最盛期になるまで。スプレーできない。
 風がない日は、牛は丘に登る。たぶん、一番涼しく、虫が少ないのだろう。
 朝飯を食って外を見たら、山頂には一頭しか見えない。その一頭も、あらぬ方向に歩いていった。脱柵だ!あそこは、二段張りが済んでいる場所なのに、なんで?怒りの雄叫びを上げて、ゴロウ達を驚かせてしまった。
 はぁ、急に気が重くなる。十数頭の牛を、どうやって連れ戻したら良いだろう?追い込む経路を思案し、車と馬のどちらを使うか迷う。
 ところが、牛の群は草架の周りに集まっていた。出て行ったのは、ごく一部らしい。少し気が軽くなり、まずは牧草をそれぞれの放牧地に運び、脱柵防止をする。
 妊娠牛放牧地に行ってみたら、脱柵していたカズエとシマコが帰ってきていた。とりあえず入れてやり、頭数を数えてみたら、一頭足りない。脱柵した場所を特定し、補修をした。一頭を探しに行ったが、見あたらなかった。
 午後から、堆肥撒きをした。牧草地に撒きたかったが、今から撒いたら、乾草に混ざってしまう。重粘土質の家庭菜園(ローズの庭)に撒き、トウモロコシや蕎麦を植えることにした。蕎麦は花が綺麗だし、収穫が大変だったら、ローズの餌にもなる。トウモロコシは、実を収穫した後、茎などはローズが食べるだろう。
 かなりの厚撒きになった。熟成が進んでいた堆肥は、全部撒き終えた。堆肥舎に空きが出来て、ちょっと気分がいい。
 堆肥撒きをしていたら、モトツボが変なところから帰ってきた。かなり苦労していたので、誘導してやり、妊娠牛放牧地に帰してやった。尻に、乗られた痕があったのが、かなり気になった。後で、ペンキを塗ってみよう。