冷え込んだ日 地吹雪のドライブ さらに冷え込んだ日

 今朝は冷え込んだ。この時は、それほど気にしていなかった。子牛のバケツが凍っていて困るな〜としか思っていなかった。すぐに出かける用事もあったので、冷え切った部屋のまま、飯を食った。

 病院に行くには、早い時間に行くのがよい。精神科は、朝が苦手な人が多いので、空いているのだ。
 出かけてみたら、瀬棚はブリザードだった。何度もホワイトアウトになったが、だからといって急ブレーキを踏む車がいたりして、おっかない。下手な人の後ろは、走りたくないモノだ。
 若松を過ぎたら、地吹雪は治まった。走る車の後ろは、粉雪が舞い上がって、まるで砂漠を走っているような気分だ。カイトは荷台の陰に座り込んでいるが、ゴロウは荷台から身を乗りだして、男らしく風に立ち向かっていた。大人しく座っていてくれたらいいのに・・・。
 待合室では、明らかに俺だけ異質だった。どう見ても健康体。今日は、ちょっと長話をしたが、全く心配ないので、さらに薬を減らすタイミングを考えることになった。

 吹雪になったので、ゴロウとカイトを車内に入れた。ちょっと嬉しそうだった。今金の眼鏡屋さんに寄り、子牛にぶつかって変形したメガネを修正してもらった。

 家に帰って、問題に気がついた。水が出ない!犬達の水も凍っている。お湯は出るので、一応食事は出来た。熱くてシャワーは浴びられないが、タライに溜めて浸かった。昨日踏まれた足を見たが、小さな血豆が出来ていただけだった。丈夫に産んでくれた天国のお母さん、ありがとう!

 『涙そうそう』という映画を観た。せつなかった。