陣痛 事故 浪四郎誕生

yonemiki2009-01-13

 別に時計をセットしているわけではないが、だいたい1時間置きに目が覚める。モニターを見て、すぐ眠る。
 5時に、ナミコ(平茂勝)の陣痛が始まった。また眠る。6時半に起きる。まだまだ時間がかかりそうだ。朝牛舎に行く。寒気は緩んだが、今朝も雪が沢山積もっていた。
 超早期母子分離したカツコだが、鳴きながら餌をついばんでいた。産後10日以上経っての母子分離だったが、問題なく哺乳瓶に吸い付く。
 牧柵の、雪に埋まったところを補修したが、母牛モモコは放牧地に出したら、すぐに柵を破って戻ってきてしまった。仕方ないので、スタンチョンに繋ぐ。
 除雪した後に、妊娠牛に2番草を持って行く。よせばいいのに、除雪しながら帰ってきた。ちょっとわだちから外れたと思ったら、トラクターは柵を壊して、道路脇にずり落ちてしまった。慌てても、どうしようもないのだ。被害を最小限度に抑えて、えっちらおっちら別ルートで帰り、すぐに補修に行く。重力に逆らっても勝てないのだ。
 糞出しが、もうちょっとで終わると言うところで、ナミコが一次破水した。胎児を確認してみたら、管(足首)がやけに細い。牝かと思ったが、出てみたら、普通サイズの雄だった。浪四郎(福栄)だ。お産が遅れたから、もうちょっと大きいかと思ったが・・・。お産が楽だと、子牛の回復も早い。すぐに立ち上がろうとする。
 舐めさせて、大まかに乾かしたところで、一旦家に連れ帰る。とても元気でハンサムな子牛だ。家の中を、散策して回る。人工初乳も、すぐに飲んだ。
 俺も、飯を食って一休みする。浪四郎は、立って歩いたり、寝ころんだり・・・。鈴太郎のように、人懐っこくなるとイイナ〜。
 管が細いと、肉質が良い牛になるという。美味しくなれよ!
 夕方、牛舎に連れ戻り、ナミコに戻してやった。しばらくしたら、上手く乳首に吸い付いていて、俺を安心させてくれた。
 ミノリが、また発情していた。卵胞膿腫か?
 とりあえず、今日からしばらくは、安眠できそうだ。